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Beyond a Reasonable Doubt

Beyond a Reasonable Doubtという言葉はアメリカの裁判などでよーく出てくる表現ですがやはり意味がよく理解できません。「「合理的疑いを超える(証明)」という意味で、日本語でもこのように使われます。」」とあるサイトで言っていましたがやはりよく分かりません。 合理的疑いを超える(証明)ってどういうことでしょうか? 教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

「beyond a reasonable doubt」は、アメリカの刑事裁判で出てくる言葉です。 刑事裁判では、検察官が、ある人がこの犯罪を犯した、ということを立証しなければなりません。そのために検察官はいろいろな証拠を出してくるわけですが、それでも、その立証に対して、「その証明は十分ではないのでは?」という疑問(これが「疑い」です)を持つ余地がある場合があります。 例えば、ある殺人事件について、検察官が、「犯人は黄色いティーシャツを着ていたという目撃者がいる。顔は見ていない。そして被告人は犯行当日黄色いティーシャツを着ていた。だから被告人が犯人だ。」と言ったとしましょう。この検察官の主張には、「疑い」を持つことができます。これだけでは、真犯人は同じような黄色いティーシャツを着ていた別の人間である可能性がある、といえるからです。そして、この「疑い」は、「合理的」であるといえます。別人がたまたま黄色いティーシャツを着ていたという可能性は合理的に考えて十分あるからです。 では、検察官が、「犯行当時、犯行を1メートルの至近距離から見ていた目撃者がいる。目撃者は犯人の顔を真正面から目撃しており、真昼間だったので目撃者は犯人の顔を良く見ることができた。その目撃者が、犯人は被告人だったと証言している。しかも目撃者は被告人の友人で、被告人を10年以上知っている。」という立証をしたとしましょう。 この場合も、「疑い」を持つことは可能かもしれません。例えば、「その犯人は被告人の顔そっくりに整形をした別人だったかもしれない」とか。でも、この「疑い」は合理的といえるでしょうか。10年以上つきあいのある人が真昼間に至近距離で被告人を見間違えた、という可能性は、合理的に考えて、ないといえるのではないでしょうか。 このように、「疑い」を持つことは可能かもしれないがそれは「合理的」ではない、というレベルに至るまでの立証がされた状態のことを、「beyond a reasonable doubt」と呼ぶのです。 もちろん、実際の事件ではもっと様々な立証がされます。例えば被告人が犯行の一日前に凶器を購入していた、とか、被告人の服に被害者の血液がついていた、とか、被告人は被害者に強い恨みを持っていた、とか、被告人には犯行当時のアリバイが全くない、とか。 一応、この場合でも、例えば、「これはFBIかCIAが被告人を犯人にするために全部仕組んだことではないか」という疑いを持つことは、論理的には可能かもしれません。しかし、それは映画か小説にはできる話ではあっても、合理的な考えとはいえないでしょう。 そういった立証を積み重ねることによって、被告人が犯人であることに合理的な程度の疑いを持つことはできない状態になったら、そこで被告人を有罪とすることができるのです。

studyveryhard
質問者

お礼

分かりやすく説明してくれて本当に有難うございました。 これでやっと理解と吸収ができました。

その他の回答 (2)

  • cowstep
  • ベストアンサー率36% (756/2081)
回答No.2

疑問の余地がないほど明確であるという意味です。

回答No.1

疑わしきは罰せず http://ejje.weblio.jp/content/innocent+until+proven+guilty beyond descriptionみたいな形でも使われるね(= 書けねーよ) http://eow.alc.co.jp/beyond+description/UTF-8/?ref=sa

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