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シリコンダイオードの0.6Vとダイオード方程式
シリコンダイオードのVfが0.6V~0.7V程度であることは良く知られていると思いますが、この数値(0.6V~0.7V)がダイオードの対数関数の式に登場してこないのはどうしてですか?
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こんばんわ。 ダイオードのVfはVT=kT/q(k:ボルツマン定数、T:絶対温度、q:電子素量)、 逆方向飽和電流をIs、ダイオードの順方向電流をIFとして、 VF = VT*ln(IF/Is) (1) で与えられますが、VTは常温で約26mV、Isはダイオードにより異なりますが大体 5*10^(-15)程度の値です。 式(1)でIFが1mAから100mAの範囲ではVFは0.67V~0.8Vの値になります。 つまり通常使用される電流の範囲で式(1)で求められる電圧になっている ということです。Isの値はダイオードにより異なりますが、大電流のダイオード になるほどその値は大きくなってゆきます。
お礼
ありがとうございます。「通常使用される電流の範囲では」ということなのですね。大変よくわかりました。