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適材適所の考え方が当て嵌まるのでしょうか?
ふと思いましたので、唐突な表現で畏れ入りますが、伺います。 感覚器官の機能が他の動物達の様に優れていれば、 大脳の発達に支障を来たしていたのでしょうか? それとも社会生活の過程の途上で、鈍化してきたのでしょうか?
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ちょっと文章が分かりにくいですが、こういうことでしょうか? 前提:人間の感覚器官の機能はほかの動物に比べて劣っている その理由として 1•現代人のように脳が発達する前の段階で感覚器官が劣っていたが、そのために大脳が発達した(感覚器官が優れていると大脳の発達を阻害する) 2•もともとほかの野生動物に劣らない感覚器官を持っていたが、優れた感覚器官がなくても生きていける社会の中で鈍化してしまった この1と2のどちらか? 私は2であると思います。 進化についてはまだまだ分からないことが多く、人間がなぜ今のような形質に進化したかは完全には分かっておらず、基本的には推測であるということを前提に話します。 人間の大脳が発達した理由は二足歩行によって脳が大型化が可能になったという考え方が一般的です。 感覚器官が優れていると大脳の発達に支障を来すという推論は聞いたことがありませんし、絶対的に否定できるものではありませんが、考えにくいことです。 むしろ人間の視力などはほかの動物に比べてもかなり優れています。大抵の動物は人間に比べてかなり近視だったり色を見ることができなかったりします。動体視力などはほかの動物のほうが優れている種が多いですが。 また、触覚(とくに指先の感覚)などもずば抜けています。これは手で道具を使う影響でしょう。優れた職人などは1mmの数百分の1のデコボコを触って認識できます。 ほかに、アフリカの狩猟民族の視力は5,0を上回るとのことですし、マタギなどの猟の専門家は数時間前の動物の足跡や匂いから獲物の体調は身体能力、現在位置を判明できるほどです。この技能は軍隊などにも使われています。 匂いにおいては訓練を受けた調香師(香水などを調合する職人)は匂いだけで数時間前にいた人物を全て当ててしまうとか。 これだけのことができる動物はそうそういませんよ。 むろん、個別の能力ではほかの種に劣りもします。嗅覚なら犬科にはかないませんし、遠視力なら鳥類が一番すぐれています。視覚の分析能力なら複眼を持つ昆虫にはけして勝てないでしょうね。 ですが、犬は視力が弱いですし(色が見えない上に100m先も見えない)、鳥は皮膚感覚はあまり発達していません。その種によって得意不得意があります。ですので、単純に鼻は犬に劣り、目は鳥に劣るから人間の感覚器官は劣っている、とは言えないと思います。 総合的に見て、人類の感覚器官は極端にほかの動物種に劣っているとは思えません。 現代人の五感が劣っているように思うのは、五感を使わなくても生きていける環境で育った影響かと思います。 アフリカやモンゴルなど、今でも機械文明に頼らない生活をしてる民族は上述したようにものすごい五感を発揮していますし。
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>感覚器官の機能が他の動物達の様に優れていれば、 マサイ族のように何十キロ先までも見える可能性があるのを無視するのでしょうか?
補足
有り難う御座います。 でも、念の為に追加の説明をさせて下さい。 此処で申し上げているのは、マサイ族の方々の視力とかサバン症候群の罹患者の方々の常人離れした感受性とかの様な人間レベルの能力の話題では御座いません。 例えばモンシロチョウの様に紫外線が見えたり、蝙蝠達の様に超音波を聞き取れたり、犬達の様に嗅覚が優れていたりしたら、その場合には人間の大脳の状態に変化が有ったのか否かについて伺っています。
補足
有り難う御座います。 確かに此の質問の場合には表現の条件定義が難しいのですが、 現状の人類に備わっていない能力もが追加されていたら、 どういう進化が起こり得たのか、という研究が御座いましたら、 それを紹介して頂けると有り難い、と考えまして、 此の質問を提出させて頂きました。