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「と」の用法がわかりません

春きぬと 人はいへども うぐひすの 鳴かぬかぎりは あらじとぞ思ふ の春きぬとの「と」というのは文法的にどのようなものなのでしょうか。 教えてください。

みんなの回答

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.2

 格助詞の「引用」用法です。 文法的には「~と」この場合は「人は言へども」を受けています。  歌全体を分解し平叙文にしてみると次のようになります。 「春来ぬと人の言ふらむ」と「されど思えじ 鶯いまだ鳴かじ」このうち前半の部分では「他の人はこの様にいっている」として、その内容が「春は来ぬ」です。  文意としては「そろそろ春が訪れたようだと他の人はいうけれど 私の感覚としては鶯のさえずりを聞くまでは まだそうでもないと思う」との意味です。 同様の用例は次の歌にもみられます。 「秋来ぬと 目にはさやかにみえねども 風の音にぞ 驚かれぬる」

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.1

格助詞で、引用などの場合に使われます。 >と 【1】[格助]名詞、名詞的な語、副詞などに付く。 2 (文や句をそのまま受けて)動作・作用・状態の内容を表す。引用の「と」。「正しい―いう結論に達する」 「名をばさかきの造(みやつこ)―なむいひける」〈竹取〉 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A8&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=15707512961900&pagenum=11

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