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韓国語の「~더라구요」のニュアンスについて
- 韓国語の「~더라구요」は、自分が過去に直接経験して新しくわかったことや発見したことを、客観的な観点から今現在の聞き手に伝える表現です。
- 例えば、'처음 간 곳이었는데 그 집 음식이 맛있더라구요'という文は、'처음 간 곳이었는데 그 집 음식이 맛있었어요'と比べてより強調された印象を与えます。
- 具体的なニュアンスは場面や文脈によって異なるため、使い方を実際に聞き手とコミュニケーションしながら学ぶと良いでしょう。
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・ 他の例で、 Aという建物がある観光地が見たくて旅行に出かけたのに、肝心のAという建物の前で「今日は見学のために中に入ることが出来ません。」と案内係りに言われて見ることが出来なかった人が、家に帰って家族に 案内の人が今日は入れないって言った 話をする場合。 「案内の人が今日は 入れないって言いました。」 トゥロガル ス オプタゴ イエギヘッソヨ。 「案内の人が今日は 入れないって言ったのよぉ~。」 トゥロガル ス オプタゴ イエギハドラゴヨ。 イエギヘッソヨ。(言いました。) は、基本的に、入れないと言われたという事実を述べただけです。 イエギハドラゴヨ。(言ったのよぉ~。言ったんですよぉ~。) だと、そのことに対する残念な気持ち・不満な気持ちが入っているのがわかります。 微妙ですが明らかにニュアンスが違います。 ~ドラゴヨ。 で、事実だけでなく話し手が感じた感慨・気持ち・印象・・・・などを示すことも出来ます。 ・東京地方は停電で生活が不便だという話を聞いた 話の場合。 東京地方は停電で生活が不便だといいます。 プルピョンハダゴ ヘヨ。 東京地方は停電で生活が不便だといいますねぇ~。 プルピョンハダゴ ハドラゴヨ。 上は、 不便だと聞いたことをそのまま言っているだけです。 下は、 言外に「不便でしょうねぇ。」「不便だそうですがそれについて他に何か知ってることがあったら知りたいなぁ。ないですか?」・・・・などの余韻が感じられる言い方で、相手の人の次のことばを引き出すやすくする働きもある言い方です。 聞いたことを言うこの「~(ゴ) ハドラゴヨ。(~(だと)言いますねぇ。)」 は、テレビ・ラジオのニュースでも非常によく聞くことが出来る言い方です。放送局のスタジオと現場をつないでニュースを伝える時にスタジオのアナウンサーが、「~(ゴ) ハドラゴヨ。 ~(だと)言いますねぇ。」と現場の記者に話を振ると、現場の記者は「はい、そうなんです。・・・・・・」と続けることがよくあります。
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처음 간 곳이었는데 그 집 음식이 맛있더라구요. 初めて行ったとこなんだけど、そのお店が意外と美味しかったんですよ。 처음 간 곳이었는데 그 집 음식이 맛있었어요. 初めて行ったとこなんだけど、美味しかったです。 訳するとこうなります。 話し手と聞き手の2人ともが知らない所の事を話してます。 そこに話し手の人が行ってみて、感想を述べているシチュエーションです。 더라구요 は、話し手が行ってみて「~だったよ」と教えてあげているようなニュアンスです。 二つめの文章は直訳どおりです。
お礼
早々のご回答ありがとうございます! 御礼が遅くなってしまい大変にすみません。 >話し手が行ってみて「~だったよ」と教えてあげているようなニュアンス あ、そうか!うんうん、と何度もうなずいてしまいました。 まさにそういう「ニュアンス」の差を知りたかったんです! なんだかストンと入ってきましたよ~。 大変参考になりました。 どうもありがとうございました!
- kamebune
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こんにちは。 自分は韓国人なので、あまり考えてみたことはないんですけど、難しい質問ですね。 まず、<더라고[구]요>を分解すると、 <더라>…そもそも伝聞を表す語尾ですが、それが自分の経験したことを相手に伝える用法とまで発展したと思います。 <고[구]>…日本語助詞「と」の役割。 <요>…敬語。 質問文で、 自分の気持(気分)――感心、驚き、不満、悔恨とかいう――を相手に伝える場合は、<맛있더라고(요)>の方が<맛있었어(요)>よりも一般的です。…<~었어(요)>は、単なる過去の事実を叙述する性格が濃いから。「お口にあったかしら?>と、直接当事者に問われたときは、<참 맛있었어요>しか使えません。 「とても高かったです」や「試験問題、とても難しかったです」の場合、 僕の感覚では、<너무 비쌌어요>,<시험문제, 너무 어려웠어요>より<너무 비싸더라고요>,<시험문제,너무 어렵더라고요>の方を選択します。 同様に、 「ショックがあまりに大きくて言葉が出なかったよ」の翻訳は、 "충격이 너무 커서 말이 안 나오더라(고または구)"…「あきれた」という話者の心境が現れている。 <말이 안 나왔어(요)>は、少し不自然だと思います。 …ドラマ「眠れる森」から<더라>用法の例文を抜粋しました。<輝一郎と直季の対話> 輝一郎「好きになっただけだ、一人の女を」 키이치로 "좋아하게 된 것뿐이야, 한 여자를" 直季「森田貴美子だろ?」 나오키 "모리타 기미코를?" 輝一郎「ああ……市民会館の舞台でバイオリンを弾いている貴美子を見た時、俺、電流が走ってさ。…だけど、貴美子にはもう恋人がいたんだ…」 키이치로 "그래. 시민회관 무대에서 바이올린을 켜고 있는 기미코를 봤을 때 내 몸에 전류가 흐르더라구. 기미코한테는 벌써 애인이 있더라구." <흘렀어, 흘렀지>, <있었어, 있었지>などは、やや不自然です。 輝一郎「貴美子の体に刃物がスッて入っていった。それが心臓に突き当たった感触、目の前の女が自分のものになったって実感だった。……だけど、難しかったよ、完全犯罪にするのは」 키이치로 "기미코 몸 속으로 칼이 쑤욱 들어가더라구. 그게 심장에 부딪치는 감촉, 눈 앞의 여자가 내 것이 된 듯한 느낌이 들더라구. .......하지만, 어렵더라고, 완전범죄라는 게." <들어갔지, 들어갔었어>, は、やや不自然。<어려웠어, 어려웠지>は、不自然。 まあ、こんなふうに話者の感情を覚えるのが大切だと思います。 これを機に<더라고요>の例文をまとめようと思います。では。
お礼
早々のご回答ありがとうございます! 御礼が遅くなってしまい大変にすみません。 あ、韓国の方なんですね~! いやいや、、自分の国の言葉を文法的に客観的に説明するのって難しいのに、良くそのようにきちんと分析していただき、ありがたいです。 私が知らないだけかもしれませんが、<더라고요>のニュアンスをこのように説明してくれる参考書を見たことがないです。 特に衝撃的(?)なのが、引用してくれた例文で、「<흘렀어, 흘렀지>, <있었어, 있었지>などは、やや不自然」と教えてくれたことです。明らかに今まででしたらこように翻訳していたでしょう!えーーーこれが不自然なの??じゃぁ俺は今まで不自然な文ばかり作ってきたな、、と痛感しました。こんなにも日常よく使う<더라고요>を、なんでどの本もあまり詳しく説明してくれないのでしょうか。。 あ、便乗して質問してすみませんが、、 내 몸에 전류가 흐르더라구. は、흐르더라.としても同じ意味になるんでしょうか。微妙な差だとは思いますが。。 例文の説明のおかけで、ニュアンスの差が理解できました。 あとはこれを実際に使いこなせるかどうか、、ですが。。 どうもありがとうございました! このように説明してくださる方がいると思うと心強いです。 またよろしくお願いいたします。 정말 감사합니다.
- nogul2n
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~トラゴ(グ)ヨ。 は、 よく「過去回想」と文法書で紹介される表現ですね。過去を回想して言う言い方です。 回想とは? 国語(日本語)辞書では、「過去の事をふりかえり、いろいろと思いおこすこと。」とあります。 一方、 マシイソッソヨ。おいしかったです。 は、おいしかったという事柄を言っただけの いわゆる「叙述文」と文法書で書かれている表現です。 叙述とは? 述べること です。 おいしかったという事を、ただシンプルに述べています。 シンプルな事実叙述文 と 過去回想文 を比較すると(どちらが良いとか悪いとかいうことはありません)、 叙述文は、おいしかった という事を真っ直ぐ直球で言っています。それに対して 過去回想文は、「おいしかったんですよぉ~。」としみじみ懐かしんで思い出して言っています。このことばのあとに「またあの味が味わいたいなぁ。」とか「いやぁ、良かったなぁ~。」ということばが続きそうな余韻や感動がたくさん感じられます。(実際には言わなくても)。 ですのでその余韻を受けて、聞き手は「マシイットラゴ(グ)ヨ。おいしかったんですよぉ。」と言った話者に向かって、 「えっ、そんなにおいしかったんですかぁ?」「どこどこ?どの辺の店ですか?」などの反応をしやすくなります。 「マシイソッソヨ。おいしかったです。」と言った場合は、言い方(声の調子など)にもよりますが過去回想ほどには余韻や感動が感じられません。聞き手としたら「ああ、そうですか。」、ということにもなりかねません。 言い方(声の調子)で、思いっきり表情豊かに「マシイソッソヨ!」と言ったら、聞き手も反応していろいろな会話が出やすいですが。 2つは、言うまでも無くはっきりくっくり分けられる程違うものではありません。要するに、2つの違いは微妙なものです。同じように使える場面がたくさんあります。でも微妙さを感じ分け、使い分けることも大事です。 もし、話し手がその食べ物についての話題にそれ以上触れたくない、早く他の話題のほうへ会話を持って行きたい時は、「マシイソッソヨ。」と言えば「マシイットラゴ(グ)ヨ。」と言った時と比べると相手がその話題についての会話を続けていく可能性が低くなれます。 その食べ物についての話題を引っ張りたい時は、「マシイットラゴ(グ)ヨ。」などの表現を選んで使ってその話題が盛り上がれるようにします。 2つの微妙な違いで会話の盛り上げ、盛り下げや、会話の方向に影響が出ます。 会話はことばのキャッチボールですから、どの語尾を選ぶのかいろいろ考えながら選ばないとなりませんね。
お礼
早々のご回答ありがとうございます!しかも詳しく2回もしていただき。。。 御礼が遅くなってしまい大変にすみません。 まさに私が知りたかったニュアンスの差をそのまま分かりやすく解説していただき、感謝感謝です。分からないことが分かるようになるのがこんなに嬉しいとは! nogul2nさんは、「~ドラグヨ」の用法、用例を完全に自分のものにされて自由に使いこなしていらっしゃるんですね。。こういうのってどうやって体得されたんですか。本だけ読んでもよく分からないと思います。 ご説明のおかげで、なんども首を縦に振りながら納得いたしました! あ、一つ、、 非常に細かいことで申し訳ないのですが、、 ~トラゴ(グ)ヨは「過去」の回想だから、 プルピョンハダゴ ハドラゴヨ。 は、不便だと言っていましたよ~と訳されませんか。 (でも、「不便だといいますねぇ~」でも同じ意味か・・?) 不便だという話を聞いた「過去」を回想してるんですよね。 こんなに詳しい回答が寄せられるとは夢にも思っていませんでした。 本当にありがとうございました!!
補足
すみません、一度締め切らせていただき、また再度質問したいと思います。