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媒介変数を用いた面積

平面上を運動する点P(x,y)の時刻tでのx座標とy座標が x=(e^t-e^-t)/2 y=(e^t+e^-t)/2 で表されている。 このとき∫(0→x) y dxを計算する際、x=(e^u-e^-u)/2と置いて 計算しなければダメでしょうか? x=(e^t-e^-t)/2だからx:0→(e^t-e^-t)/2のときt:0→tとして ∫(0→t)y dxはおかしいですか? 自分でもちょっと変かなとは思いますが、何がいけないのかはっきり分かりません。 お願いします。

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  • R_Earl
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回答No.1

> このとき∫(0→x) y dxを計算する際、x=(e^u-e^-u)/2と置いて > 計算しなければダメでしょうか? ここの意味がよく分からないです。 > x=(e^t-e^-t)/2だからx:0→(e^t-e^-t)/2のときt:0→tとして > ∫(0→t)y dxはおかしいですか? xで積分するのに「積分範囲がtの範囲」というのは変では無いでしょうか。 例えばy = x^2とx軸、x = 0とx = 3で囲まれた領域の面積を計算する時は ∫(0 → 3) x^2 dxで計算します。 これは「xで積分」しており、積分範囲は「xの範囲」ですよね。 これの積分範囲をyの範囲に変えて、∫(0 → 9) x^2 dxとしても 同じ計算結果が得られるでしょうか? あるいはt = 3xと置換し(この場合、xが0→3ならtは0→1)、 ∫(0 → 1) x^2 dxとしても同じ計算結果が得られるでしょうか? 得られませんよね。 xで積分する時はちゃんと「xの範囲」を使って積分しないと駄目です。 先ほどのt = 3xというような置換をした上で面積をちゃんと出したいなら、 ∫(0 → 3) x^2 dx = ∫(0 → 1) (1/9)t^2 (dx/dt) dt というように、 積分範囲を「tの範囲」に変え、 さらに「tで積分させる式」に変換しないと駄目です。

mm1614
質問者

お礼

>xで積分するのに「積分範囲がtの範囲」というのは変では無いでしょうか。 >積分範囲を「tの範囲」に変え、 >さらに「tで積分させる式」に変換しないと駄目です。 なるほどです。とても良く分かりました。ありがとうございました^^

その他の回答 (1)

  • info22_
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回答No.2

>このとき∫(0→x) y dxを計算する際、x=(e^u-e^-u)/2と置いて 計算しなければダメでしょうか? ダメというわけではないでしょう。 たとえば1つの解法として x=(e^t-e^(-t))/2=sinh(t)…(1) y=(e^t+e^(-t))/2=cosh(t)…(2) tを消去 y^2-x^2=1…(3) y>=1より y=√(1+x^2)…(4) I=∫(0→x) y dx=∫(0→x) √(1+x^2) dx =(x/2)√(1+x^2)+(1/2)log(x+√(1+x^2)) …(☆) or =(x/2)√(1+x^2)+(1/2)sinh^-1(x) >x=(e^t-e^-t)/2だからx:0→(e^t-e^-t)/2のときt:0→tとして ∫(0→t)y dxはおかしいですか? ダメです。 素直に変数変換しましょう。 (1)から t=log(x+√(1+x^2))なので 「x:0→x」は 「t→log{x+√(1+x^2)}」 (1)(2)を代入して ydx=cosh(t)d(sinh(t))=cosh^2(t)dt=(1/2){1+cosh(2t)}dt I=∫(0→x) y dx =(1/2)∫(0→log{x+√(1+x^2)}) {1+cosh(2t)}dt =(1/2)[t+(1/2)sinh(2t)] (t=log{x+√(1+x^2)}) =(1/2)log{x+√(1+x^2)}+(1/4)sinh{2log(x+√(1+x^2))} 公式 e^(logA)=A を使って =(1/2)log{x+√(1+x^2)}+(1/4)(1/2){(x+√(1+x^2))^2-1/(x+√(1+x^2)^2} =(1/2)log{x+√(1+x^2)}+(1/4)(1/2){(x+√(1+x^2))^2-(√(1+x^2)-x)^2} =(1/2)log{x+√(1+x^2)}+(1/2)x√(1+x^2) 上の(☆)の積分結果と一致。 双曲線関数cosh,sinhについては参考URLを参照して下さい。 双曲線関数を使いたくなければ (1),(2)を直接代入して ydx=(e^t+e^(-t))/2*d{(e^t-e^(-t))/2}={(e^t+e^(-t))/2}^2dt =(1/4){e^(2t)+e^(-2t)+2}dt I=∫(0→x) y dx =(1/4)∫(0→log{x+√(1+x^2)}) {e^(2t)+e^(-2t)+2}dt =(1/4)[e^(2t)/2-e^(-2t)/2+2t](t=log{x+√(1+x^2)}) 公式 e^(logA)=A を使って =(1/4)(1/2){(x+√(1+x^2))^2-1/(x+√(1+x^2)^2}+(1/2)log{x+√(1+x^2)} =(1/4)(1/2){(x+√(1+x^2))^2-(√(1+x^2)-x)^2}+(1/2)log{x+√(1+x^2)} =(1/2)x√(1+x^2)+(1/2)log{x+√(1+x^2)} 先の(☆)の結果と一致。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/双曲線関数
mm1614
質問者

お礼

双曲線関数を使う方法もあるのですね、勉強になりました。 長文の回答とても有り難いのですが、今回はR_Earlさんをベストアンサーとさせて頂きます。 ありがとうございました^^

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