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数学の問題です。
これを解いてください。お願いします。 時刻tにおける座標がx=2sint+cost,y=sin2t で表されるxy平面上の点Pを考える。0≦t<2πにおいてPが二回以上通過する点が唯一つ存在することを示せ。 微分することは、わかっているのですがどうも計算がうまくいきません。
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"微分方程式"という概念を利用すれば簡単に求められるかもしれない。 Pが2回以上通過する点が唯一つ存在することを示すには、以下の命題を示す必要がある。 prop: 集合AをA=[0,π/2-α)∪[π-2α,3π/2-α)とし 以下の関数を定義する F(Θ)=sin2Θ1-sin2(π-Θ1-2α) (Θ∈[0,π/2-α)のとき) F(Θ)=sin2Θ1-sin2(3π-Θ1-2α) (Θ∈[π-2α,3π/2-α)のとき) このときΘ∈Aに対してF(Θ)=0なるΘがただ一つ存在する ただしαはx=2sint+cost=√5sin(t+α)を満たすαとして0<α<π/6である 命題の証明: Θについて場合分けして考える ここでsin(π-Θ-α)=sin(Θ+α),sin(Θ+α)=sin(3π-Θ-α) が成り立つことを利用して 1) 0≦Θ<π/2-αのとき Θ1+α=π-Θ-αとおく sin2Θ-sin2Θ1=sin2Θ-sin2(π-Θ-2α)=F(Θ) (0≦Θ<π/2-α) とおいて F(Θ)=0なるΘ∈[0,π/2-α)が唯一つ存在するかどうかを考える 実は面白いことにこれは微分方程式を利用すると F(Θ)=-4F''(Θ) が成り立つので F(Θ)=k1sin(2Θ+k2) (k1,k2は定数)と分かる。 微分方程式の解の一意性定理から F(π/2-α)=0からk2=2α またF(0)=-sin(2π-4α)>0 からk1>0であることが分かる。 つまりF(Θ1)=k1sin2(Θ1+α) (k1>0)と書ける。 0≦Θ<π/2-αではF(Θ1)>0であることが分かる。つまり このときF(Θ)=0なるΘは存在しない 2)π-2α≦Θ<3π/2-αのとき Θ2+α=3π-Θ-α とおく sin2Θ-sin2Θ2=sin2Θ-sin2(3π-Θ-2α)=F(Θ) (π-2α≦Θ<3π/2-α) とおいて 先ほどと同様にして F(Θ)=k3sin(2Θ+k4)とおいて定数k3,k4を決定すると F(3π/2-α)=0,F(π-2α)=sin(2π-4α)<0より F(Θ)=k3sin2(Θ+α)と書ける。 (k3<0) π-2α≦Θ<3π/2-αより 2π-2α≦2(Θ+α)<3π から sin2(Θ+α)=0なる2(Θ+α)は2πのみである。 すなわちΘ=π-α のときのみF(Θ)=0なる 以上からF(Θ)=0なるΘ∈AはΘ=π-αのみであるので命題は示された。
- WiredLogic
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微分は要らない、というか、この問題の場合、役に立たないようです。 やり方ですが、別々のtの値に対するxが同じ値になる場合を求め、 その中で、yの値どうしが同じ値になる場合を求めます。 これが、別のtの値に対して、P(x,y)が同じ場所にくる点になります。 まずは、x の中身を合成して… x = 2sint + cost = (√5)sin(t+α) ただし、sinα = 1/√5, cosα = 2/√5 ここで、0<sinα<cosα<1 ですから、 0<α<π/4 と考えて構いません。 t-x 平面における、x = (√5)sin(t+a) のグラフは、 x = (√5)sint のグラフを、左にα(0<α<π/4) だけ 平行移動したグラフです。 このグラフで、同じxの値になる、別々のtの値を探す訳ですが、 このグラフの 0≦t≦π-2α の範囲は、t = π/2-α について、対称で、x≧1、 π-2α<t<2π の範囲は、t = 3π/2-α について、対称で、x<1、 なので、異なるtの値に対して、xが同じ値をとるのは、 0<θ≦π-2α なるθに対し、 t = π/2 - α - θ、t = π/2 - α + θ、であるときと、 0<θ<π/2 + α (= 2π - (3π/2 - α)) なるθに対し、 t = 3π/2 - α - θ、t = 3π/2 - α + θ、であるとき、 のどちらかになります。 0<θ≦π/2-α<π/2 なるθに対し、 t = π/2 - α - θ、t = π/2 - α + θ、であるとき、 y = sin(2(π/2 - α - θ)) = sin(π - 2α - 2θ) = sin(2(α+θ)) y = sin(2(π/2 - α + θ)) = sin(π - 2α + 2θ) = sin(2(α-θ)) なので、sin(2(α+θ)) = sin(2(α-θ)) となるθがあれば、 xもyも異なるtの値に対し、それぞれが同じ値をとることになります。 sin2α*cos2θ+cos2α*sins2θ = sin2α*cos2θ-cos2α*sin2θ より、 2cos2α*sin2θ = 0 cos2α = 2(cosα)^2 - 1 = 3/5 ≠ 0 なので、 sin2θ = 0 となれば、題意を満たすことになりますが、 0<θ≦π/2-α<π/2 より、0<2θ≦π-2α<π なので、 sin2θ = 0 を満たすθは存在しません。 0<θ<π/2 + α なるθに対し、 t = 3π/2 - α - θ、t = 3π/2 - α + θ、であるとき、 y = sin(2(3π/2 - α - θ)) = sin(3π - 2α - 2θ) = sin(2(α+θ)) y = sin(2(3π/2 - α + θ)) = sin(3π - 2α + 2θ) = sin(2(α-θ)) なので、さっきの場合同様、sin(2(α+θ)) = sin(2(α-θ)) となるθがあれば、 xもyも異なるtの値に対し、それぞれが同じ値をとることになり、 sin2θ = 0 となれば、題意を満たします。 0<θ≦π/2+α より、0<2θ≦π+2α、かつ、π<π+2αなので、 θ = π/2 のときのみ、題意を満たすことになります。 したがって、題意を満たすtの組は、ただ一つだけ存在し、 そのtの組は、(3π/2 - α - θ, 3π/2 - α + θ) = (3π/2 - α - π/2, 3π/2 - α + π/2) = (π - α, 2π - α) で、 そのときのPの座標は、 (x,y) = ((√5)*sin(t+α), sin(2t)) = ((√5)*sin(π-α+α), sin(2(π-α)) = ((√5)*sin(π), sin(2α)) = (0, 2*sinα*cosα) = (0, 2/5) となります。
- naniwacchi
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こんばんわ。 >微分することは、わかっているのですがどうも計算がうまくいきません。 微分でできるかもしれませんが、使わなくとも解けると思います。 たとえば、 ・t=α, t=β(ただし、0≦α<β<2π)のときに 同じ点を通ると置きます。 ・上のときに、y座標は等しくなるはずですから、その式を立てます。 整理すると、α,βに対する関係式(具体的には、αとβの差や和についての式)が求められます。 ・あとは、それぞれの場合について、x座標に対する式が成り立つかどうかを確認します。 最終的には、(α,β)の組合せが一通りしかないことが導かれるはずです。