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Boc基の脱保護について

ベンゼンに置換しているアミノ基二つをBoc基で保護した場合に、Nと結合しているHの4か所がBoc基に変わり、それぞれNBoc2ができます。その脱保護で、ジクロロメタン溶媒で4eqのTFAを使い、0℃、4時間反応かけた場合、それぞれNBocに脱保護されるスキームを見ているのですが、なぜ、アミノ基のBoc基がそれぞれ、一つずつ落ち、片方のBoc基だけ二つ落ちないのでしょうか?また、なぜ全部のBoc基が落ちないのでしょうか???

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  • 24moo-moo
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回答No.1

もし、専門の方がいればそちらの意見を優先してください。 全合成などでよく見られますが、 こういった保護、脱保護では、半端に保護、脱保護される現象がよく起こります。 一つ脱保護された段階で構造が変わりますので、当然、酸に対する安定度は変わってきます。 この半端に落ちた状態が、はじめより酸に安定であれば2つ目は落ちにくくなります。 0℃4時間と、比較的温和な条件で反応させているのは、 1つ目は落ちるけど、2つ目は落ちない程度の条件だったのだと思います。 電子吸引性置換気が減ることで、アンモニウムイオンの不安定化効果(=活性)が弱まり 続く分解反応が進みにくくなったのではないでしょうか。

june6kishi
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 安定度の違いでそのようになっていると理解できました。 ただ、「電子吸引性置換気が減ることで、アンモニウムイオンの不安定化効果(=活性)が弱まり続く分解反応が進みにくくなったのではないでしょうか。」の部分はちょっとわかりませんでしたm(_ _)m

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