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本のカバーデザインについて
本のカバーデザインをする事になりとても困っています。質問は2つです。 1.出版社の担当者よりあるデータの位置について以下の様な指示を受けましたが、背寄り、背上ってどこのことなんですか? 背寄り下部外周から8ミリのところに……背上から4ミリのところに……バーコード位置は、背寄り上部外辺から10ミリ以上中に…… 2.本の中身のイラストやテキストの周りの枠など2色でデザインして下さいと言われ黒と赤を使用したいのですがこの場合赤の濃淡をイラストレーターで作成する場合は赤がマゼンタとイエローによって表示されているので3色になってしまうのでしょうか?また、版下の作成の際の色指定について教えて下さい。 以前は1版でポップを作成したときにシアンの濃度を変えて使いましたが。また、フォトショップのチャンネルで2版の原稿を作るのは分かりますが、それだとフォントを含む全ての割付を画像として作成する事になってしまいますよね?
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出版業界の者です。 (1) 背とは背表紙のことです。すなわり 背寄り→背表紙寄り(背表紙側) 背上→背表紙の上の辺 背寄り下部外周から8ミリのところに →表紙(裏表紙)の背表紙側の下隅から8ミリ内側 背上から4ミリのところに →背表紙の上辺から4ミリ下 背寄り上部外辺から10ミリ以上中に…… →裏表紙の背表紙側の上隅から10ミリ内側 という意味です。 (2) 2色印刷といった場合、赤と黒は使えません。印刷で赤とはイエローとマゼンダの合成色です。赤と黒の組み合わせはイラストレータの表示通り3色です。(特色インクを使えば可能ですが、高価ですし、文脈から判断するとちがうでしょう)。現実的な路線では、黒とシアン、黒とマゼンダのどちらかという選択肢でしょう。 また版下の作り方ですが、何をやろうとしているのか、よくわかりません。フォントが画像化してしまうのは、フォトショップを使っているからです。苦労して版下なんぞをつくらず、データ入稿してしまった方がよいのでは?
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- k-a
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#2です。 まだご覧になっているかわかりませんが・・・。長文ですいません。 印刷で使用するインクは大きく分けて、2つのタイプがあります。ひとつはプロセスカラーと呼ばれる比較的安価なインクで、黒、シアン、マゼンダ、イエローの4色があります。ほとんどのカラー印刷はこの4色の掛け合わせで印刷されます。もうひとつは特色インクと呼ばれるもので、はじめからいろんな色があります。#3の方が書いていますがDICの色見本帳などから好きな色をチョイスして指定します。比較的高価です。2色でデザインしろという指示ですが、プロセスカラーのなかから2色なのか、特色+黒の組み合わせで2色なのか、まず確認すべきです。 また、トンボを振ってEPSで保存という行為は通常「版下をつくる」とは言いません。版下とは実際の紙に、きれいに出力された文字原稿やイラストを糊で貼ってつくります。これに#3さんがおっしゃっているようにトレーシングペーパーをかけて色を指定するやり方です。いまはマンガ原稿以外ではほとんど使われないやり方です。 >「赤が鮮やか過ぎるからもっと暗くして欲しい」という >のは2版で作成するという制約上不可能なのですね。 赤と黒を混色すれば暗くなります。2色印刷とは2色のインクを使うことで、2つの色しか使えないことではありません。どんな色でも、網掛けで濃度を下げて、さらに同様に網掛けをした別色を混ぜることで、発色のバリエーションが得られます。 入稿方法が、クォークやページメーカーなどのDTPソフトでの完全データ入稿なのか、本文はテキストデータ+イラストはEPSで入稿し、組版を印刷会社がおこなうのか、はたまたイラストレーターやフォトショップで本当に版下を作っているのか、いままでの文脈だけでは判断できません。それぞれの方法において最適なやり方があります。 いままでの経緯をみると、印刷会社の人があまりにも不親切すぎるような気がします。印刷会社の方によくやり方を教わるのが解決への早道だと思います。がんばってください。
- ejison16
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再度#3です。2のお礼欄を読み落としていました。 データで入稿されるのですね。 データーにトレペはかぶせられませんよね(汗) それに、ご質問をよく読むと、本文の版下ではなくて、本文で使うオブジェクトのデザインだけの話ですね。 ちょっとピントがずれた回答をしたみたいで、失礼いたしました。 それでしたら、イラストレータで各色のグレートーンの分版をつくって、特色を指定すればよいのではないでしょうか。ただ、イラストレータではオブジェクトのダブルトーンは難しいとか何とか、下記のURLには書いてあります。(私はやったことがないので、そこら辺の詳しいことはわかりません。申し訳ありません)
- ejison16
- ベストアンサー率46% (124/264)
#3です。 墨と赤の両方に網を掛けて合わせることも可能です。 「ダブルトーン」といって、写真などに深みを出したいときに使う手法です。 ただし、当然製版コストは上がりますので、出版社の方は嫌がるかもしれません。あらかじめ確認を取ったほうが良いかと思います。 「ダブルトーン」で検索すれば、いろいろ出てきますよ。
- ejison16
- ベストアンサー率46% (124/264)
2の項目についてですが・・・ これは、カバーの話から離れて、本文のことですよね。 そうであれば、2色というと、一般的には墨1色プラス特色1色のことだと思います。(別に1色目は墨でなくてもよいのですが・・) お好きな赤をDICの色見本帳から選んで、チップ(色片)を付けて渡せばよいのではないでしょうか。色が鮮やか過ぎるというのであれば、暗い色のチップを選び直せばよいだけです。 DICの色見本帳の最後には、選んだ色をCMYKのデータに置き換える対応表がついていますから、イラストレータで作業するときは、そのデータの4色を使ってカンプを作れば良いと思います。 ただし、版下はK=100%で作らねばなりません。 その版下のコピーに、赤で印刷する部分を赤エンピツなどで囲って「アカ」と指示して、版下を覆っているトレペなどに、DICのチップをつけて入稿すればOKです。 また、この特色の赤をベタ色として、網掛けで濃度を下げて薄い赤にするのは、自由にやってかまわないと思います。たとえば枠の色を「赤網60%」など。 それとも、あくまでもカバーデザインの話でしたら、まったく頓珍漢な回答になっているかもしれませんが・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。網掛けで濃度をさげてというのはさらに同様に網掛けをした墨と混ぜるという指定もできるのでしょうか? 本文の中にはイラストもあるので出来るだけ色のバリエーションがほしいんです。
- Reffy
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プロ…ではないのですが…趣味で本作りやっています。 1.は色々なものの配置指定のようですが、ものが分かっているバーコードについて。背より上部外辺から…はバーコードの印刷位置を本の表4(裏表紙)の背中(綴じた厚み)よりで、上と左(綴じ側)からからそれぞれ十ミリ以上下げた位置につけて下さいということだと思います。 2.は2色でデザインということは、印刷が2色使えるということで、版下は両方とも黒で作成です。 赤用の版と黒用の版を両方とも黒で作って下さい。濃淡を出すのにマゼンダ、イエローとあっても、関係はないと思います。専門家用ではないですが… http://www.kurieisha.com/faq/tashoku.html http://www.pico-net.com/02_doujinshi_manual.htmの多色刷り原稿…に書いてある…ような…。 出版社の方に「そういう依頼は初めてなので…」と断りをいれて、詳細を聞かれたほうが間違いはないと思いますけれど…。
お礼
早速のお返事をありがとうございます。1の件は解決。2の質問は両方の版を二つとも墨で作成するのは完成が想像しづらくて難しそうですね。頑張ります。
お礼
1の件、とても分かりやすい説明です。完璧! 2の件、著者いわく「赤が鮮やか過ぎるからもっと暗くして欲しい」というのは2版で作成するという制約上不可能なのですね。 版下というのは私はトンボを振って、EPSで保存。位にしか考えていないのですが入稿と版下作成ってどう違うのでしょうか?