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〔じゃじゃ馬ならし〕 キャタリーナってどんなヤツ?
シェークスピアの戯曲「じゃじゃ馬ならし」で性格の悪い娘「キャタリーナ」が強引な婚約者によって強引に性格を矯正させられますよね。そんなに矯正できちゃうものなのでしょうか?「キャタリーナ」ってひとはどんな人だと思いますか? ちょっと深読みしたご意見も歓迎ですのでお聞かせ下さい。
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単なる感想ですが(^_^;)。 性格の悪いわたしはカタリーナが他人とは思えず、それがああいうやり方で「旦那の言うことをよく聞く従順な妻」にさせられてしまうのは、はっきり言って業腹でありまして…… 旦那、やな奴だな、と思いますよ(^o^)。 ただ、まあモノがコメディですからねえ。リアリティとか教訓とか、道徳観をちょっと脇に置いても、笑える話ってことで、まあいいんじゃないですか。 もう少しマジメに言うと、そりゃやっぱりあの程度で性格が変わるようなら、400年後の現在、ここ(教えて!goo)の恋愛カテの興隆はなかったことでしょう。実生活上は無理な話。 でもペトルーチオもカタリーナも、表面上はああいう風に「いいのか?こんなんで?」と思ってしまうような付き合い方をしていますが、ココロの裏面では実は強烈に惹かれあっていると思いたいですね。 カタリーナって実に普通の人だと思いますよ。現在日本で「しおらしさ」が払底した昨今、全員がカタリーナ的部分を持ち合わせていると言ってもいいかと思いますが。←言いすぎ?(^o^)。戯曲ですから当然デフォルメされて、それが笑いをとる要因になっているわけですから。 どんな人って言ったら……まあ(とりあえず前半は)馬鹿ではないですね。利口でもないけど。逆に利口な馬鹿といってもいいが。 ペトルーチオみたいな人がいたのは、ある意味でシアワセなことだったのではないですか。彼に出会ったことでようやく突っ張らずにすむようになったとも言えるので。だってそう思わないと単にヤな旦那とアホウな奥さんになってしまいますし(^_^;)。 微苦笑ものの喜劇ですね、わたしにとっては。 こんなところで失礼します~(^^)/~~~。
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大人なら誰でも知っているしつけは最初が肝心という教訓を戯曲にしたまでです。子供は小さい頃にしつけなければ、成人してから、いろいろ教えても既に自分の考えがあるため、親を批判して言うことを聞きません。 男女間も最初が大事です。どちらが指導権を握るかは、交際して一年後や結婚して5年後に決まるのではありません。 じゃじゃ馬慣らしは400年も前の世界であり、ネタ本はアラビア語で書かれた物語のようで、スペインには「ルカノール伯爵」という51話からなる古典があります。じゃじゃ馬ならしは第35話に収められています。原題は「たけだけしい粗暴な娘と結婚した若者に起こったこと」です。 シェークスピアはアラビア語→ラテン語(又はスペイン語)の翻訳を参考にして「じゃじゃ馬ならし」を書き上げたものと思われます。キャサリンは現代なら少し男勝りの 女性でしょうが、400年前の社会では、柔順な女性が善しとされながらも女性が徐々に力を得ていたので、あのような喜劇が、男の願望として生まれたのでしょう。現代なら男女を入れ替えなければ喜劇にならないかも!!
お礼
ありがとうございます。「大人なら誰でも知っているしつけは最初が肝心という教訓を戯曲にしたまでです」というのははじめて気がつきました。田嶋先生が聞いたら怒られそうな戯曲ですね・・・!
お礼
ありがとうございました!楽しい解釈を聞かせていただき楽しく読ませていただきました。カタリーナは幸せモノですね。