> クルマ選びと女性の好みは関係ありますか?
あります。「MT車とじゃじゃ馬娘」はニュアンス的には、"扱いが大変"という意味で仰っていますよね?
マーケティング的には、高額な商品であるクルマにはオーナーの価値観やライフスタイル、ステイタスが反映されていると解釈されます。本来、移動手段として走って曲がって停まれば良いクルマという道具の為にこれだけ多くのメーカーがあり、クラスやカテゴリ、バリエーション、カラー、オプションがあり、毎年のようにマイナーチェンジを繰り返し、新車が登場するのは、それだけ皆の好みが様々(個々で環境も考えも異なる)な為です。
クルマは、所有者が外に容易にアピールできるアイデンティティーのひとつであり、Brandingの重要な役割を担うアイテムでもあります。その意味で、男性にとっての女性も(女性にとっての男性も)同義と言えます。
実際、派手で自己主張の強いクルマ(オープン、ボディカラーで言えば赤、ホワイト)のオーナーは、地味な女性よりも派手な女性を好む傾向は強いです。都内を颯爽と走るオープンのオーナーで地味な男性はまずいません 笑。そして、ナビシートに女性が座っている場合は、クルマに負けないくらい華やか(派手)です。女性に失礼な言い方になると申し訳ないですが、自己主張の強そうな、気の強そうな、容姿の美しい女性です。派手なクルマに乗るオーナーは、ライフスタイルも、付き合う友人たちも、選ぶ女性も華やかです。
ド派手なオープンカーや、イタリアの高級車、往年の名車(所謂スーパーカー)のオーナーがクルマに求めるものは、燃費や居住性、トランクの容量ではありません。むしろ非日常性であり、希少性です。トランクが小さすぎて旅行の荷物が入らず宿に宅急便で送る。ゴルフバックなどもちろん積めない。そもそも2人しか乗れない。それでもいいのです。そんなオーナーが選ぶ女性のタイプは「料理も掃除も苦手。でも美人。気は強い。すぐ怒る」。クルマと同じです。
対して、決して派手ではなく堅実そうな男性は、国産で押しが強く無いクルマに乗っていることが多いです。クルマにも女性にも、求めるものはまず実用性です。燃費が良く、室内の居住性が高く、トランクの容量も大きく、ファミリーカーとしての役割を確実に果たすクルマ。そんなオーナーが選ぶ女性のタイプは「穏やかな性格で控えめで家庭的。かつしっかりとしていそう」。これもクルマと同じです。
カテゴリは同じオープンカーでも、英国の古いクルマを大切に乗っている紳士の場合は、"ド派手"ではなく、"品が良く、趣味が良く、センスが良さそう"です。ファッションもブリティッシュな素材と色使いでコーディネートされていてお洒落。女性がナビシートに乗っている場合はもれなく「品のある方」です。
皆が上記の組み合わせではありませんが、傾向としてあるという解釈をして頂ければと思います。クルマ選びには、女性の好みも含めた、その方のライフスタイル、生き方が表れますね。
お礼
ご回答ありがとうございました。