簿記:「固定資産の期中売却」について
この度はお世話になります。
最近、日商簿記3級を勉強している簿記初心者です。
「固定資産の期中売却」の問題における、「使用する勘定科目の使い分け」について質問です。
(具体的な質問内容は問題文・解答の下に記載しています。)
どなた様かご教示頂けましたら幸いです。
※著作権を考慮し、例題の一部は変更してあります。
<問題文>
期末において、車両運搬具(取得原価:¥80,000、前期までに4期分の減価償却をしている)を¥15,000で売却し、代金は月末に受け取ることとした。
なお、この車両運搬具は定額法により減価償却される。(残存価格;取得原価の10%、耐用年数:6年)
また、当期の減価償却費も計上すること。
<解答>
1. 直接法の場合
(未収金) 15,000 (車両運搬具) 32,000
(減価償却費) 12,000
(固定資産売却損) 5,000
2. 間接法の場合
(未収金) 15,000 (車両運搬具) 80,000
(減価償却累計額) 48,000
(減価償却費) 12,000
(固定資産売却損) 5,000
<疑問点>
「固定資産の『取得日』~『決算日』までの価値の減少分(=既償却額)は『減価償却累計額』勘定で処理し、『期首』~『売却日』までの減少分は『減価償却費』で処理する。」
との解説が使用しているテキストに載っていますが、
なぜわざわざ勘定科目を2つ(減価償却累計額と減価償却費)に分ける必要があるのか。
上記について自分で考えてもよく分からず、お力添えを頂ければ幸いです。
ちなみに、上の問題を最初に解いた時に、備品の価値減少分「5期分」を「減価償却累計額」という勘定科目にひっくるめて¥60,000としてしまいました。
テキストを読み返して、「そういうルールがある」ということは分かりましたが、なぜ、そのようなルールを設ける必要があるのか、ということはわかりませんでした。
どうぞよろしくお願いいたします。