ピラミッドからの発掘品

質問

子供のドリルにカフラー王のピラミッドの写真の下に「ピラミッドから発見された物」として２枚の写真が載っています。私にはツタンカーメンの第３の人型棺とチーターの葬祭用ベッドに見えるのですが、問い合わせた所、「ツタンカーメンのものに似ているが、ピラミッドから出た物」と言う回答でしたが納得できません。
本当に、ピラミッドからそれらにそっくりなものが出ているのでしょうか？ネットや本で調べてみましたが載っていません。ご存知の方、教えて下さい。

回答No.5

haroeris · ベストアンサー

ざっと調べた限り、人形棺は12王朝に初めて確認されているとの事ですので13王朝の王であれば使われている可能性はありますが、正直、ツタンカーメンと見間違うほどのものがこの時代に作られていたとは……思えませんね。
またツタンカーメンの棺に見間違うという事は金箔が施されいると思うのですが、ケンジェル王のピラミッドは盗掘にあっているのでそのようなものが綺麗な状態で残っていることはまずあり得ません。
そもそもツタンカーメンのものと見間違うほどのものであれば、
かなりの大発見ですから名前を聞けば一応多少はかじった身として「あぁ、あそこのか」とわかると思うんですが……

という事で嘘である可能性が高いでしょうね。

お礼

やっぱり、間違いですよね。
何度、聞いても、調べた資料を送っても認めないんですよ。
出版社の誠意の問題ですよね。
ケンジェル王のピラミッドも情報が少なくて私では調べきれませんでした。
それが解って、やっと納得できました。
有難うございました。

回答No.4

nisemono

感想ですが。。。エジプトのことに限らず、よくることといえばそうなんですが、確かにしっかりやってもらいたいですね。ドリルに限らず、教科書の類で教えられる定説といわれるものは、定説でもなんでもない場合もあるのに受験勉強で散々暗記させられるわけですね。教科書を選ぶ権利も生徒にはない。なげかわしいことです。自分がもし教える立場になったらこの辺ははっきり生徒に教えたいですよ。まあ、ただ一般書について表現の自由というのもありますし、そもそもの目的が違いますからね。こちらは真実を教えるというより、興味を感化する目的でしょうから。これ以上は別の問題になりそうなのでここまでにしておきます。

お礼

確かにそうですね。
ただ、子供の頭の中に間違った知識がインプットされるのが心配だったのと、発行元が「絶対に間違っていない」と非を認めないので真実を知りたい気がしたのです。
先生になられるのですか？時間が限られた中で真実を伝えるのは難しいでしょうが、どうか頑張ってくださいね。
有難うございました。

回答No.3

vraputoru

こんばんは。吉村作治の痛快！ピラミット学を読んで見るといいと思います。集英社インターナショナルからです。よくわかりますよ。
ｂｙ中学一年生

お礼

回答有難う。その本を読んでもエジプト学への誤解が多いと吉村先生も嘆いていらっしゃいます。
結局、子供の頃にこういう間違った情報を与えられてしまうからだと思うのです。
ピラミッドは現在80基ほど見つかっているようで、その中に出版社の主張する「13王朝ケンジェル王のピラミッド」は見つかった中で最後に建造された、と出ていますが、副葬品が見つかったなどとは書かれていませんね。
第一、ピラミッド自体からはそういった宝物は見つかっていないようです。（付属の葬祭施設などからは像などが見つかっていますが）
他にも数冊のエジプト関連の本や美術書など見ましたが、
矢張り「有り得ない」と思います。
出版社の姿勢に抗議して、訂正を求め、今後間違いの無いようにお願いしました。

回答No.2

nebty

nebtyです。
二度目の回答をお許しください。

>「似ているが他のピラミッドから出たものだ。」と言い張るのです。

その「他のピラミッド」がどのピラミッドなのかぜひ知りたいですね（苦笑）
同じようなことを吉村作治氏も著書の中で嘆いておられました（しかもそれは教科書だったとか）。
古代エジプト文明は巨大なピラミッドを作り、王の墓には素晴らしい副葬品を納めた。
こう書いてそれぞれの写真を載せれば何の問題もないんですがねぇ・・・(-_-;)

確かにエジプトについて調べていけば『ピラミッドからお宝ザクザク♪』が間違いだとわかるでしょうけれど、それじゃあやっぱり納得いきませんよね。
興味を持つきっかけが実はウソ、ではなんだかがっかりですもの。
教材メーカーには責任を持って仕事をしてもらいたいものだと、子を持つ親としては強く思います。

お礼

回答有難うございます。やっと、出版社から返事頂きました。「第13王朝のケンジェル王」だと言うのです。その王のピラミッドは確かにサッカーラにありますが、そんな遺物が出たとは載っていませんし、このピラミッド、今見つかっている中で最後のものです。そんな衰退期にそんな素晴らしい遺物が？とも思うし、第一、ピラミッドコンプレックスの中からは、像など出土していますが、ピラミッド自体からは出ていませんよね！？だから、間違いには違いないと思うのです。
第一、時代がツタンカーメンとは違うのに瓜二つの遺物が存在するとは考えられないし、万一そんなものが出たら大騒ぎになっていることでしょう。

回答No.1

nebty

こんばんは。

手持ちの資料を見てみました。
それらによればピラミッドから発見された遺物としては、石棺・金のブレスレット・腕輪・金の箱・石の壺等がありますが、人型棺やベッドは見当たりませんでした。

そもそも人型棺が作られ始めたのはピラミッドが建造されていた古王国時代より700年ほど後の第12王朝頃で、本格的に普及したのはさらに400年ほど経った新王国時代、つまりツタンカーメンが生きていた時代です。
一つだけ、メンカウラー王のピラミッドから人型棺が見つかったようですが、上記の理由から紀元前600～500年頃に納められたものだろうということでした。
さらに、考古学者が1800年代にカフラー王のピラミッドの入り口を発見して内部を調査した時、すでに墓泥棒に荒らされた後だったようです。つまり、カフラー王のピラミッドからは人型棺もベッドも見つかってはいないということです。

ドリルを作製した方は、子供に興味を持たせるためにピラミッドと美しい細工の写真を一緒に紹介しちゃったんでしょうか。あるいは、なにか誤解されていたのかもしれません。
子供相手だからこそ、教材などを作るときはしっかりと調べて事実を教えるべきだと思うのですが・・・残念なことですよね。

お礼

回答頂き、有難うございます。
厳密に言うと、写真は人型棺の胸から上の写真とチーターの顔部分なのですが、私なりに調べた所、ツタンカーメンの遺物に違いないと思います。
なのに「ピラミッドから発見された物」として紹介するのは間違いだと指摘したところ、「似ているが他のピラミッドから出たものだ。」と言い張るのです。
でも、やはり有り得ませんよね！？
間違いを認めず、嘘を言い張る。
教育の立場にあるまじき態度と思います。