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「歯応え・手応え」という表現について
- 「歯応え・手応え」とは物事が出来た上手くいったという確信がある〔思う〕という意味を持つ言葉です。
- 「歯応え」とは物をかむときにかたくて歯に抵抗を感じることを指し、転じて反応・手応えを意味します。
- 「手応え」とは突いたり射あてたりした時に手に受ける感じや反応・はりあいを指します。
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主題が即物的に「このテスト」そのものである限り、「歯ごたえ」「手ごたえ」はそれぞれ(1)の意味でしょう。 それを他者が尋ね、それに話者が答える構造でとらえれば(2)の意味も入ってくるでしょう。 しかし、その他者も身内のように親身な立場で「そのテストの出来加減」や「出来栄え」をうかがうものだとすれば、単に手ごたえがあっただけでは治まらず、合否当落の感触の具合、自信のほどを聞きたいのだとすれば、(2)の意味に主観的なプラスアルファーが加味されて、応える話者の方でも、確かに「手ごたえ」は結構あったけどそれに費やす中での「取組甲斐」や「張り合い」も抱けたほどには、「手ごたえは(「まあまあ」「そこそこ」「どうにか」)あった」といえるのであり、報いられたそれなりの「充足感」も籠めたレベルのトーンとなって行ってもおかしくないでしょう。 それはあくまでも相手との一定の「省略」、この場合は「暗黙の了解」が成り立つ会話でのことなのですから。 「テストどうだった。」 「手ごたえあり!さ。」 「そいつあ…、ホッとした。よかったね。」 これが、辞書に載っている範囲を標準とする文章の中で考えた場合は、#1さんが指摘されているように、ここでの意味の「省略」に思いめぐらし、読み手に誤解を生じさせない範囲での「補填」が必要となるでしょう。 「テスト<の出来(として)>は手応え<充分>でした。」と補いをすれば、それなりの(2)プラスアルファーのニュアンスが籠もるでしょう。まして「手応え」を「首尾」とすれば、「テストは首尾上々でした。」と意味がはっきりするでしょう。 ちなみに「歯応え」が適度にあれば「快さ」ゆえの満足感が、「手応え」が適度にあれば「張り合い」ゆえの充足感が誘引されるのではないでしょうか。
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- cxe28284
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歯ごたえと手ごたえは共通した部分もあるけれど全く同じではないと思います。 手ごたえの方がうまく行ったというニュアンスがあるとおもいます。 例えば メーカー側は新商品の説明会で手応えを感じた。 ユーザー側が関心を持って質問などをしてくれた。>反応があった>うまくいった このテストは手応えがあった>簡単にはいかなかった。難しくて悪戦苦闘した と言う意味でその結果までは言及してないと思います。 この仕事は手応えがあって面白かった>やりがいがあった。 上手く行った場合は楽勝だったとか。このテストは上手く行ったという手ごたえを感じた。 確かな成功の予感がする。短い言葉はおもいつきません。 歯ごたえ なかなか気骨があり歯ごたえのある人物だ。 独自の表現で難しくて歯ごたえがある本だったが読みごたえがあった。 何を聞いてもはっきりしないどうも歯ごたえのない人だ。=煮えきらないひと 物事がうまく行ったというニュアンスはないと思います。
お礼
歯応えと手応えは違うんですね。 実はこの質問をした背景は、先生が「中々歯応えがあったでしょ。この問題」のような使い方をしていて、 自分はそういった場合には「手応え」のほうを使うので、辞書で調べてみたら、前述のような疑問が浮かんだと言う次第だったんです。 やはり手応えには上手くいったと言う意味は含まれているのですね。 歯応えにはないんですか。歯応えという言葉をあまり使わないので知りませんでした。 回答有難う御座いました。
- Postizos
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「テストに手ごたえを得た」これは広辞苑の解釈で 〈 (1)突いたり射あてたりした時、手もとにうける感じ。〉 から「テストの正解を突いた、射当てた、感じを得た。」という意味で正解ではないでしょうか。 「テストは手ごたえがあった」 〈 (2)反応。はりあい。〉 があったわけですから「このテストははりあいがあった」=「少し難しかった」でこれまたOKではないでしょうか。 つまり広辞苑にはおっしゃっている意味がどちらもあると書いてあるように私には見えるのですが…。
お礼
広辞苑は意味の説明のために載せただけで、 「うまくいった」とかいった意味を「手応え・歯ごたえ」が持つのか、また持たないならそのほかにどのような表現を持つのか、といった質問内容のつもりだったのですが・・・。 スミマセンでした。 回答有難う御座いました。
- marisuka
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最近「結果を出す」という言葉の使い方がはやっていますね。何をしたって、極端な話、なんの努力もしないでも、結果は出ますよね。「失敗」とか「負け」とかいう結果が。インタビューなどで、メダルを取れなかった選手が「結果を出せなくて…」と言っていますが、入賞できなかったという結果が出てるじゃないか、と思いませんか。まあ流行語の一種なのでしかたありませんが。 あれは「よい結果」の省略されたものと受け取ってやらなければいけないんですよね。 それと同じで、「手応え」も「歯ごたえ」も、「よい手応え」であり「よい歯ごたえ」なんですよ。そこはもう、日本人同士なら場の空気でわかるものとして省略しているんです。 で、そういった使い方が現にふたつもある以上、上手くいった時だけに使う言い方というのは、あったとしても、なかなか人の口には上らない結果となります。 どなたかが回答されるのを私も楽しみにしています。
お礼
なるほど!省略ですか。 「手応え」のみでそういった意味を持つのではなく、「よい」とかいった言葉を省略してるだけなんですね。 回答有難う御座いました。
お礼
会話内での暗黙の了解、ですか。 確かにテストが終わった後友達同士で会話する時は、「上手くいった」といういみで「手応え」を使っているような気がします。 「首尾上々」と言う言葉がそれに当たるんですね。 少々固い言葉なので友達との会話には不向きかもしれませんね。 歯応えに快さ、手応えに張り合いというニュアンスがあるのは初めて知りました。 回答有難う御座いました。