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自然対数 ln2 の性質(半減期、倍増期)
よろしくお願い致します。 放射性物質の減衰は 崩壊定数 X 半減期=ln2 (崩壊定数:原子核が1秒間に崩壊する確率) (半減期:放射性核種が1/2になるのに要する時間) で表されます。 このln2(=0.693)、複利計算の倍増期でも現れる(wikipedia)そうなのですが、なにか意味のある値なのでしょうか。 数学が苦手なので質問も分かりづらいかもしれませんが、よろしくお願い致します。
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こんにちわ。 放射性物質の量を表す式は、 N(t)= N(0)* e^(-kt) (N(t):時刻 tにおける量、N(0):初期量、k:崩壊定数) と表されます。 半減期をτとすると、元の半分の量になる時間がτということですから N(0)/2= N(0)* e^(-kτ) 1/2= e^(-kτ) 2^(-1)= e^(-kτ) -kτ= -ln(2) よって、kτ= ln(2)となります。 この「2」は半減期(1/2)の 2を表していて、 そのときまでの時間(つまりは半減期)を用いているので 2が現れているだけです。 もし 1/3になるまでの時間をσとおけば、 kσ= ln(3) となります。 さほど深い意味はないかと思います。^^;
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- spring135
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放射性物質の出す放射能の強度は N=Noe^(-λt) (1) で表されます。この放射能の強度Nが最初の強度Noの半分になるとき N/No=1/2=e^(-λt) これより λt=ln2 となります。 年利rで複利でMo円のお金を借りるとn年後に返すべき金額(元利合計)は M=Mo(1+r)^n 元利合計が借りた時の金額の2倍になる年nは M/Mo=(1+r)^n=2 対数を取ると nln(1+r)=ln2 よって n=ln2/ln(1+r) ここでもln2が出てくるということでしょう。 上式はrが決まっている時のnの計算に用いますが N年後に2倍となる利率は r=e^(ln2/N)-1 でもとめられます。 要は指数関数において2倍とか1/2とかを考えるときにln2が出てくるということです。
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詳細、丁寧な回答ありがとうございます。 よくわかりました。
- info22_
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半減期は崩壊曲線の関数がe^(-t)なので まだ崩壊していない量が半減する(1/2になる)期間tを半減期というから e^(-t)=1/2 を解くと -t=ln(1/2)=-ln(2) t=ln(2) となります。 また複利計算でも同じような式がなりたつからln(2)が現れるということです。
お礼
よくわかりました。 ありがとうございました。
お礼
なるほど。 「半分」とか「2倍」だからln(2)なんですね!! よくわかりました。 丁寧な回答ありがとうございました。