これって(2)からやれば簡単かもしれない
(2)x1を複素成分とするAの固有ベクトル、k1を0でない固有値とすると
Ax1=k1x1で k1*(Ax1,x1)-k1(x1,Ax1)=0 である。
ただし*は共役複素数を表す
Aは対称行列より(Ax1,x1)=(x1,Ax1)が成り立つ
したがって k1*(Ax1,x1)-k1(x1,Ax1)=(k1*-k1)k1(x1,x1)=0
ここでx1は零ベクトルでないので(x1,x1)>0
またk1≠0からk1*=k1 これよりk1は実数であることが分かった。
したがってAの任意の固有値は実数である。
(1)
k1≠k2とし
Ax1=k1x1
Ax2=k2x2 となるようにx1,x2を一つ定めて先ほどと同じ計算をすると
(k2*-k1)k1(x1,x2)=0となる。
ここでk2*=k2に注意して
(k2-k1),k1≠0より
(x1,x2)=0
<一言>
本当は(1)からやるものの(2)からやると簡単にいくのはどっか僕が間違っているか、別のやり方がもしかするとあるかもしれない。
お礼
わかりやすいご回答ありがとうございます! 助かりました! 本当にありがとうございます。