• ベストアンサー

「訓読み」の意味に関して

「訓読み」の意味に関して 「日本に於ける漢字には音読みと『訓読み』がある」、この表現に特には依存ないものと推測します。 「朝鮮に於ける漢字には音読みがあるだけで『訓読み』がないらしい」、こういう表現は可能ですか。つまり『訓読み』とは日本語・日本文に限定した用語であるやなしやの疑問です。 よろしくお願いします(回答者固有の感覚が集まることによって事の真偽が多数決で決まる雰囲気が出るのは困るので、説得力のある回答を希望します)。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

詳しいわけではないので, いくつかのキーワードを使って自分で調べることをお勧めします: 「訓読み」は本来「漢字と一緒に導入された音」である「音読み」に対し「その漢字語が表わす事物のやまとことばにおける呼び方」を漢字に紐つけたものです. まあ, 今では漢字語の意味と離れた「国訓」もいろいろあったりするわけですが.... で, 一応朝鮮語にも (日本語でいうところの) 「訓読み」がなかったわけではありません. もともと文字を持たなかったわけですから, 漢字の導入とともに「朝鮮語を漢字で書こう」と考えるのはある意味当然です. 現在でも「吏読」「郷札」「口訣亅などが知られています. このうち「郷札」は「漢字語が表わす事物」を朝鮮語で読むものと解されており, これはまさに日本語でいうところの「訓読み」そのものです. ちなみに「口訣亅は漢文における訓点 (これが発達したのが日本語の「カタカナ」), 「吏読」は朝鮮語の語順で書いたときに文法的要素 (漢文における訓点) を「漢字で書いて朝鮮語的に読む」もの (日本語で進化したのが「ひらがな」) です. 余談ですが, もちろん「朝鮮語で『訓読み』と表現するかどうか」は全く別の話です.

sono-higurashi
質問者

お礼

1.「吏読」、「郷札」、「口訣亅のwikiの記事では朝鮮語を対象にした場合でも「訓」を使っています。漢字の「訓読み」は日本語限定の用語ではないと判断しました。 2.http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8F%E8%AA%AD  ここの「表記法」の2に万葉仮名に該当する用法がみられ、3が漢字・仮名混じり文の日本文に該当するのかなと思いました。しかし、知識なき者の多言は無用と心得ます。 余談ですが、ある識者が自著の中でハングルは深い思考や高度な概念を駆使するには不向きで、今のままでは韓国は貧弱な文化と科学しか生み出せないだろう、日本語を参考にして改良できないのか、と嘆いています。真意は知る由もありませんが前記3辺りに近いことが念頭にあるのかなと思います。ハングル自慢の政治的動機で漢字を追放しすぎている、との嘆きみたいです。悪口めくので深入りは禁物と心得ます。 数日待って、これと大きく異なる回答が寄せられなければ締め切ります。有り難うございました。

その他の回答 (6)

  • yanhua
  • ベストアンサー率72% (508/701)
回答No.7

ベトナム、契丹、高昌、ウイグル...中国周辺各地で、各言語に適応した訓読が行われました。表語文字である漢字の特性を考えると自然なことと考えます。中国語自身も古語から現代にかけて語順変化(かつては目的語+動詞、現在は動詞+目的語)や一部品詞の役割・位置の変化などの故に、一般人は古文献を正しく読めません。口語訳は一種の訓読作業です。 従って、朝鮮でも相当のことが行われました。先行回答にある通りです。 以下要点のみ。先行回答や参考サイト解説と部分重複あり。 韓国(北側のことは分からないので以降韓国)では現在も、儒教の伝統もあって漢文を学習する人は少なくないそうです。従って韓国式の漢文の訓読が行われています。その様子は。 「口訣」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%A8%A3 Wikipediaとは関係なく以下進めます。 例:『論語』「学而篇」原文 有子曰,其為人也,孝弟而好犯上者鮮矣.不好犯上而好作亂者,未之有也. ・これは口訣ではいかに、...[スㅏ]2か所は入力不慣れでカナ流用。 有(유)子(スㅏ)이曰(왈)、 其(기)為(위)人(인)也(야)이、 孝(효)弟(게)오、而(이)好(호)犯(댐)上(상)者(スㅏ)이鮮(선)矣(의)니、 不(불)好(호)犯(댐)上(상)이오、 而(이)好(호)作(각)亂(난)者(スㅏ)이、 未(미)之(スㅣ)有(유)也(야)이니라 ( )内は韓国語の訓、 それ以外のハングルは 이=ガ,오=デ,니=ナノデ,이오=デアリ,이니라=デアル    つまり助詞、送り仮名にあたる。 韓国ではこれらを 口訣字(こうけつじ)or 吐(と)という、()は日本語読み。 「口訣」 の中国語本来の意味は、暗記に適した詩句にまとめたものをいう。韓国では漢文を韓国風に読むことを口訣という。「吐」は句読の読が訛った結果。 ・上の例はすなわち、 有子ガ曰、其為人也ガ、孝弟デ、而好犯上者ガ鮮矣ナノデ、不好犯上デアリ而好作亂者ガ、未之有也デアル …読み省略 ・「諺解」。漢文の韓国語による解釈、口訣のごとき直読を更に分かりやすくした。そもそも「諺」は方言の意。漢ではないの意味合いで、ここでは韓国語やハングルを指す。 同上の例を諺解で記述したものを日本語に置き換えると、 有子がのたまわく、そのひととなりが、孝であり弟であり、上を犯すを好む者はすくないので、上を犯すを好まずして、亂を作(な)すを好む者はいないのである。 ・同じく日本語訓読では、 有子曰く、其の人となりや、孝弟にして上を犯すを好むものは鮮し。上を犯すを好まずして乱を作すを好むものは、未だこれ有らざるなり。 韓国語と日本語は文法が近似とのことですからほぼ同じ結果が得られるのでしょう。 訓読は日本より早くに朝鮮半島で始まり、日本もその要領に倣ったらしいなど、ネットでも材料は多くありますが、実際の感じが分からないままでした。 ご質問の『訓読み』とは日本語・日本文に限定した用語であるやなしや に関して、例題をご提供しました。ご参考になりますやら。 引用元は  『漢文と東アジア-訓読の文化圏』金 文京 岩波新書   ご一読をお勧めします。

sono-higurashi
質問者

お礼

1.『訓読み』はNO.3、NO.6、NO.7とも共通して日本文に限定した用語ではないとの見解であることが分かりました。また、NO.2も回答者ご自身は朝鮮語に対しても使っておられるので間接的ながら同じお答えだと判断します。 2.漢字文化圏ではどの民族も訓読みを試みたことが分かりました。成功・不成功の度合いは様々なのでしょうが、庶民にまで定着し活用中なのは日本だけらしいと見当がつきました。 3.中国語も古くは語順が目的語+動詞だったのは新しい知識でした。 4. 韓国では漢字の実用上の評価よりも政治的評価が優先されて、漢字を排除する方向にあるのだと思っていました。漢文を学習する人が少なくないのを知りました。 5. 素人の直感ですが漢字は日本へよりも朝鮮へ早く伝わった筈ですから、訓読みの工夫も日本より早く始まったとの説があるのには肯けます。それが道理に思えます。 6.  『漢文と東アジア-訓読の文化圏』は8月に発刊され、容易に入手可能なところまで調べがついています。機会を見て読むように心掛けます。 7. 漢字一文字は単に文字であるばかりでなく、絵画、発音、意味、言葉、語源、定義、概念などを適宜表していて、辞典や事典の要素まで含むことがある実に情報量の豊富な文字だと最近、改めて知りました。 有り難うございました。明朝までに何方様からもNO.8以下が寄せられなければ締め切ります。

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.6

朝鮮にもヴェトナムにも、日本の訓読みに類似したことが行われたことはあります。 それを推し進めて一般の国語表記に定着させたのは、歴史上では日本しかなかったと言えます。 「訓読み」という概念、定義に該当する表記法は日本語以外にもあり得るが、実際にそれを実行し、現在もそれを継続しているのは日本だけだいうことです。 すでに御存じのことばかりでしょうが、お目通しください。 漢字は表意文字です。 発音と字義を備えています。 普通、外国語を習得するには、発音と意味を学びます。 その上で文法を学び、自国語に翻訳します。 アメリカ人なら、 「我登山」の「我」は wo と発音して人称代名詞の I に当たり、「登」は deng と発音して動詞 climb に当たり、「山」は名詞 mountain に当たるということを学びます。 語順は英語と同じで、「山」は「登」の目的語であること、冠詞に当たるものは無いことを学びます。 その上で、「我登山」を「wo deng shan」と発音し、意味は英語の「I climb a mountain.」に当たると理解します。 漢字表記は、読解・翻訳の対象であり、それを自国語の表記に使うことはしません。 日本には初め文字が無く、漢字から仮名を生み出したという経緯も関係しますが、仮名は送り仮名のみに限定し、それ以外は漢字で書くという方法が採用され、定着したのです。 宣命体の表記法を御参照下さい。 http://nire.main.jp/rouman/dic/norito.htm 小さい字を仮名にすれば、漢字仮名交じりの表記になりますね。 これを日本語の表記法として採用したのです。 「われ(は) やまに のぼる。」 という日本語の表記として 「我(は)山に登る。」 と書くことにしたのです。 仮名を使わないで漢字で書いてあっても、文そのものは日本語ですから、 「wo(は) shanに dengる。」 ではなく 「ware(は) yamaに noboる。」 と読みますね。 これが訓読みです。 英語の場合は、 I climb a mountain. という表記がすでにありますから、わざわざ 「我登山」 と書く必要はありませんでした。 現在の朝鮮、ヴェトナムもこれと同様な在り方と言えます。 日本では結果として 「われ(は) やまに のぼる。」 ではなく 「我(は)山に登る。」 と書く方式が採用され、定着して、今に至っているわけです。 カナモジ、ローマ字にしようという主張・運動はありましたが、そうはならなかったわけです。

sono-higurashi
質問者

お礼

現在、NO.7が寄せられています。これを理解した後ですと、お礼文が多少は変わるのかも知れません。が、ここではNO.7がないものとして記します。 第1段落に関して 理解の深さは違うにしても、とてもよく分かりました。 ヴェトナムでは漢字を自分達のものに消化したにも拘らず各種の要因を総合判断してチュノムを捨てたのか、漢字を自分達のものに出来なかったが為に捨てたのか、私には判断できません。結果だけを言えばチュノムを捨て、クオック・グーに移行しました。 朝鮮ではNO.3で教わった.「吏読」、「口訣亅辺りの記事から、試みなのか、成功しているのか、私には判断できませんが訓読に無関心でなかったことは窺えます。しかし、現在の韓国では一例として、こんな具合にハングルだけで埋まっていて漢字が一文字すら混じっていない文章があります。ヴェトナム同様か、似た事情があるのだと思います。 http://article.joins.com/article/article.asp?total_id=4300070&ctg=1300&cloc=home|list|list3  また、中国では簡体字を開発しましたが、これにも不都合が全然ない訳ではないらしく、台湾では模様眺めで依然として繁体字を採用し続けています。漢字の本家たる中国、台湾とも国語問題を抱えているようです。 翻って日本では国民の誰もが特別の不便を感じることのない程度に漢字を使いこなしています。訓読みといい、一説に800語を超える和製漢語を創り出して中国に移出している事実といい、漢字を自家薬籠のものとした先達の理解力と応用力には感服します。 どんな言語にも長短があるでしょうから優劣を述べることはできないのかもしれません。しかし、漢字を使いこなすという点では(嘗ての?)日本人は大したものだと思います。こんな感想をもちました。 第2段落に関して >>仮名は送り仮名のみに限定し、それ以外は漢字で書くという方法が採用され、定着したのです。<< 多分、訓読みは多くの人が長年月を掛けて試みた後に落ち着くべきところに落ち着いたのだと思います。漢字の意味を正確に知っていないと適切な訓にはならないので、最初に漢字を訓じた人は大したものだと思います。一文字でよいですから訓読みを創案して日本中に普及させたいくらいに思っています。 漢字混じり文は分かち書きが不要の上、斜め読みが可能で、読むというよりは一群ごとの塊を見た瞬間に内容が掴めるので優れた表記法だと思います。 正しく読み取れたか否か心配ですが、お礼代わりの読後感を記しました。 有り難うございました。 (NO.7へのお礼は明晩になります。ご免なさい)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.5

「ハングルは深い思考や高度な概念を駆使するには不向き」にあたるかどうかわかりませんが, KTX の軌道を作るときに「防水」と「放水」 (ハングルでは同じになるらしい) を混同してひどいことになったという話はあります.

sono-higurashi
質問者

お礼

ネット上の辞書で確かめておきました。なるほど、「防水」と「放水」は同じハングルでした。 http://www.excite.co.jp/world/korean/  最近、読んだ書物に「覇者」と「敗者」、「3連覇」と「3連敗」が同一ハングルで表されると紹介されていました。また、wikiの記事から「検査」と「検事」、「独自」と「読者」なども同一ハングルであると紹介されています。他愛のない間違いは罪がないとして、鉄道の土木工事で誤解が生じるのは困ります。しかし、この辺りの話は程度の違いがあるにしても、どんな言語にもありそうな予感がします。 日本語すら怪しいとあっては勝手な推測にすぎませんが私見を述べます。 どんな言語を用いても深い思考や高度な概念を駆使することが不可能ではないのだと思います。ただ、国民が深い思考や高度な概念に至らなければ、それらを表す用語が誕生しません。用語がなければ思考は不可能です。つまり「不向き」の実態は過去の民族全体の思考の深浅と無関係ではなく、必要とする用語の不足にあると睨んでいます。真実は、はて。 こういう話は通じる人には通じても、ハングルを神の如く崇めている人たちには通じにくいのだろうと思います。深入りすると悪口めくので、無駄口は止めにします。 質問文も単純、NO.3も明晰ですが質問した立場で一応、纏めておきます。 「訓読」の意味は一例として辞書では、こう説明されています。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/65720/m0u/  これを文字通り解釈すれば「訓読」は日本語を対象とした単語であって朝鮮語には使えません。しかし、辞書の字面は別にして、現実には朝鮮語を対象としたときも使用が許容されていると考えるのが妥当みたいです。 元々はこれがはっきりすればよいだけの単純な質問でした。しかし、NO.3で学問の水準にまで引き上げて下さったのでNO.6が寄せられました。実に有り難く思っています。 (NO.6へのお礼は明晩になります。ご免なさい)

  • comattania
  • ベストアンサー率23% (840/3549)
回答No.4

朝鮮語は、日本人に聞くほうが、大間抜け 朝鮮語に音読み。訓読みがあっても、日本人には関係ないから日本語に関係する回答だけをする。 以降、質問があったら朝鮮人限定で行いなさい。頗る不愉快なり。 だから、朝鮮人は、日本人から嫌われ軽蔑され、相手にされないのよ・・・・・ つまらん回答をして、大いにアホらしくて堪らん。

sono-higurashi
質問者

お礼

>>頗る不愉快なり。<< >>つまらん回答をして、大いにアホらしくて堪らん。<< 理由までは分かりませんが、こういう感情でいることはよく分かりました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

 外国語を借りる時に、音だけ借りる方法と意味を借りる方法があります。  「ペン」は前者、「万年筆」は後者です。  漢字を借りて来る時、漢字音の方は「音」、意味(すなわち日本語訳)は「訓」です。  現在の朝鮮ではハングルが表記の手段で、漢字がないようですから、厳密な意味では音も訓もないと思います。  歴史的には(漢字が使われた時には)朝鮮語が書かれた時にだけ「訓」の可能性があり、漢文が書かれた時(これが特権階級の公式言語であったと聞いています)「音]しかないのは当然です。

sono-higurashi
質問者

お礼

質問の意図が伝わっているようでもあり、伝わっていないようでもある印象をもちました。質問文に欠陥があったかもしれません。済みませんでした。 用件はNO.3のお礼欄の1.で足りています。

  • comattania
  • ベストアンサー率23% (840/3549)
回答No.1

訓読については、参考URLをご覧になれば納得できると思います。 日本語に使用されている漢字は、日本語に似通った漢字を当てはめただけに過ぎないのです。ですから、漢字の意味と日本語の意味が合致しない場合が沢山あります。 (上海)シャンハイ・・は、日本語風では(ジョウカイ)になったり(ウエウミ)の読み方になってしまいます。 日本語は、日本語以外の影響を殆ど受けないで、独自の発展をしてきましたが、文字については全く其の文化を持っていなかったので、仏典と共に入ってきた漢字を有効に日本語風にアレンジして忽ちあたかも日本語であるかのように利用し、更に発展させて、(平仮名)を作り、(カタカナ)を漢字から作り上げて、漢字だけでは日本語を表現できない穴埋めに発明したものです。

参考URL:
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%A8%93%E8%AA%AD/
sono-higurashi
質問者

お礼

質問の意図が伝わっていない印象をもちました。質問文に欠陥があったかもしれません。済みませんでした。 用件はNO.3の1.で足りています。

関連するQ&A