発達障害をもつ子どもへの不誠実な対応
小学校の教員をしています。
ADHDやLDといった発達障害をもつ子どもたちが、普通級に在籍していながら、その子の能力に合った支援が受けられる「特別支援教育」というのが、現在、小中学校で進められています。
実際に本校では、親や子供の要望に合わせて、教室を一つ設けて、通常の授業ではついていけない子どもを特定の時間、個別にみるようにしています。管理職や手の空いている教員が交代でみるので、教員の負担はとても大きくなりましたが、子どものためを思うとやむを得ないと思っています。
現在6年生で発達障害の子どもがいます。非常にまじめで学習意欲の高い子どもですが、通常の学級ではついていけず、不登校になりました。そういう子にとって、この特別支援教育というのは大変有効的でした。
しかし、近くの公立の中学校ではそのような特別支援を行っていません。さらに「一人の子どものために新しく特別なクラスをつくることはできない」という冷たい言葉に保護者もその児童も大変がっかりしています。
教育委員会へ保護者が問い合わせても、結果は同じだったようです。「力になれなくて申し訳ないと言われてしまいました。」と失望しています。その子がなんとか学校に来られるようにと、今まで一生懸命対応してきたのに、このままでは、確実に不登校になってしまうと思います。
人手が足りないのだと思いますが、小学校で行われていることが中学校で行われていないことはおかしいですし、不登校になる原因がはっきりしているのに何の対策もとらない不誠実な対応に担任として大変腹が立ちます。しかし、学校に相談しても「どうしようもない」というだけで、何の解決にもなりません。
なんとか、学校や委員会を動かす方法はないのでしょうか。
ご意見お願いいたします。
お礼
アマゾンにて本を購入しました。ありがとうございました。