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初歩的な質問ですが
初歩的な質問ですが 昔の石で出来た橋とかドームはどうやって作るのですか? 下から徐徐に積み上げても、素人考えではアーチの部分はすぐに崩れそうでどうやるのか さっぱり分かりません? 紀元前のパンテオンとかは石で作ってますが、積み上げる時の接着剤とかは 何の材料を使ったのでしょうか?
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古代アーチ状構造物は、木枠(煉瓦積み、砂袋併用もあり)で台座を作り完成後除去。 アーチを回転させればドームになったわけだが、小規模はさておきそれほど単純でもなく、やがて枠なし工法が工夫される。 アーチは重量を大地が受けるが、ドームは大地以前に建造物の壁の耐力との競合であり、大型になるほど総重量対策が必要で、頭頂に穴を残す、用材を徐々に薄くする、軽石系の石材をつかうなどの工夫も。 ○アーチ式石橋の架け方-順を追って図で説明。 http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/isibasi/ab_sakus.html ○木造型枠によるアーチ構造 図解あり http://www.eu-alps.com/r-site/do-2005/911/911pont-st-martin.htm ○アーチ誕生の過程 http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/isibasi/achensen.html ○フィレンツェ大聖堂…ドームにもいくつかの方法があった様子 http://homepage3.nifty.com/scandium/rome/site/italy/firenze/duomo/duomo.html ブルネレスキが本気でどうやってドームを作るか考え始めたのは、最初の相談から10年以上たってからです。その間、ブルネレスキはローマに行って、パンテオンなどのローマの遺跡を見物したりしたようです。パンテオンの直径は43メートルあり、直径はブルネレスキが作らなければならないドームとほぼ同じでした。ドームの頂上に穴があることや、木の支えを組んでその上に石を置いていき、最後に要石をセットした後で支えをはずす工法を使うにはでかすぎることなどの共通点がありました。パンテオンでは、円を作り、次にもう少し小さい円を重ね、次に更に小さい円を重ね、次に更に小さい。。。という流れで、だんだん円をすぼめてドームを作る工法を採用していました。 ○技術史 http://poyoland.jugem.jp/?page=1&cid=13 開いたら頁内検索でどうぞ。 ・パンテオンの前例によるなら、ドームを建設する間、構造を支える木の足場がいる。 ・1418年、Filippo Brunelleschiという地元の時計職人は、独特のレンガ積みの方法を編み出した。 ・McCann「古来ローマ以来のドーム建築の工法に新技術を持ち込んだ。それは足場を組まずに建築する方法。 ・あらためて、"大分スポーツ公園総合競技場"あたりへ戻り全体を読むと、現代へのつながりが分かります。
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- co_marimon
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長崎めがね橋を写真で見てきました。 なるほど目地に漆喰のようなものが見えますね。 これは石の隙間に植物が侵入するのを防ぐ目的に感じます。 力学的にはアーチ部分の石と石の間に漆喰が完全に挟み込まれてしまうと圧縮圧力に耐えられずに崩壊するはずです。 ですので目地に漆喰が詰めてあってもそれはアーチの石同士の接着を目的とするものではありません。
お礼
接着剤で固定しないのがはっきりわかりました。 ありがとうございます。
- co_marimon
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「石橋を叩いて渡る」ということわざは、 本当は頑丈なアーチ橋ですが、見た目がただの石積みで不安で叩いてみるという事だったかと思います。 石のアーチ橋の作り方は木造でアーチの内側の骨を作り、 外側に石を積んで行って、完成したら木造の骨組みを撤去します。 日本の城の石垣やピラミッドのように、 精密に詰まれた石のアーチも石同士の接着は必要ありません。 ピラミッドもお城の石垣も低い技術で作られたものは崩壊しています。
お礼
何となく分かりました。 長崎のめがね橋も接着剤のようなものは全く使ってないのですか? だとすればあれでどうして崩れないかまだしっかりわかりませんが 力学的に安全という事でしょうね。 すごいの一言です。
お礼
ものすごく参考になりました。 ありがとうございます。 特に技術史は興味深く閲覧しております。