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初歩的な質問です。家具の組み立てに用いる接着剤について... 。
初歩的な質問です。家具造り初心者です。 家具の組み立てに用いる接着剤について教えてください。 継手、仕口に関する本を購入したのですが、さまざまな継手、仕口を具体的に接着する方法(接着剤の種類)は、何通りあるのでしょうか?。 よくDIYショップ、文房具屋さんで扱っている白い木工用ボンドと、ニカワくらいなのでしょうか?。 白い木工用ボンドの他に、方法があれば、また、ニカワによる接着方法をご存知でしたら教えてください。 ニカワは、高級楽器などの接着に使用されているようなのですが、家具に用いるには、接着力が足りないのでしょうか(昔の家具は、どのような接着剤が使われていたのでしょうか、強度が必要な部分は、金具などに頼っていたのでしょうか・・・)。 ご存知でしたら、教えてください。
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ニカワは接着力は強力ですが、水分や熱に弱い特徴があるようです。 昔は、多く使われ今でもこだわりで使うようですが、、 家具造り初心者が使う物ではないと考えます。 地肌が粗いと接着強度は得られませんし、使用温度も関係します。 今、一般に家具類は白い木工ボンドと黄色い速乾ボンドです。 ・木工ボンドは接着に時間が掛かりますが、固化すると木材自体より硬く強力に接着できます。 家具の場合は、ダボ部と棚板に添って塗り、固定します。 木工ボンドの場合は、カンナがかけられますので便利です。 ・速乾ボンドは、天面を取り付けたり、付属品、切口テープ等を接着するのに使います。 使用注意点は貼り付けるものと貼り付けられる面、両面に塗り完全に乾いてから(手に付かなくなってから)接着する事です。 瞬間で接着しますのでズレないように注意する必要があります。 尚、広範囲用に速乾ボンドのスプレーも売ってあります。 接着した後、当て木をしてゴムハンマーで叩いて密着します。 ・・木工ボンドは固化する前は濡れた布でふき取り、 速乾ボンドはテレピン油(薄め液)でふき取ります。 化粧面(テープや薄い板)の継ぎ目や角は板にサンドペーパを速乾ボンドなどで貼り付けた物で削り取ります。(カンナやノミでは失敗が多いと思います) 時間が必要で大変なのは、材料の(棚板や天板など)圧力をかけた接着と寸法通りの切断。 難しいのはダボ穴のズレや深さなどです。
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- miitama
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ANo.2です、 失礼しました。 椅子に使う天然の接着剤でしたか、家具とはタンス等と勝手に勘違いしていました。 椅子は組み木で作る考えが正しいと思います。 色々の方法がありますが、簡単な事では、穴を開ける時奥の方をやや広く大きくし、 そこに入れる木は先端部に切り込みを入れてクサビを咬ませ打ち込む事によって楔が奥に当たり広がって抜けなくなる、と云う様な組み方等です。 この場合は、膠などを少量つけておくと完全に接着するでしょう。 Googleで「天然の接着剤 家具造り」で検索264件
お礼
>Googleで「天然の接着剤 家具造り」で検索264件 ありがとうございました。 検索してみたところ、だいぶ疑問が解消いたしました!。 これから勉強してみます!。
補足
再度の回答、ありがとうございました!。 >ANo.2です、 失礼しました。 椅子に使う天然の接着剤でしたか、家具とはタンス等と勝手に勘違いしていました。 いえいえ。タンス等も含めての質問だったので、回答者様のアドバイスは的確でした。まぎらわしい質問文、申し訳ありませんでした。用途を絞り込むべきでしたね... 。 以前、こんな質問をいたしました。 http://okwave.jp/qa2596147.html そこで紹介していただいた、資料「図解 木工の継手と仕口(増補版)」を見ていて、接着剤についての記述がまったく載っていなかったのでいろいろと疑問に思って、今回質問いたしました。 >簡単な事では、穴を開ける時奥の方をやや広く大きくし、 そこに入れる木は先端部に切り込みを入れてクサビを咬ませ打ち込む事によって楔が奥に当たり広がって抜けなくなる、と云う様な組み方等です。 なるほど。私の場合、箪笥や、椅子を蟻組で仕上げるのが最終目的ですが、蟻組(クサビを使わない)の場合も、ニカワでイケるのでしょうか?...もちろん、適切な蟻組加工が施されている前提ですが。 よろしければ、アドバイスお願いいたします!。
- nitto3
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昔のほうが木組みによる接合を沢山使っていたようですよ。 金具などなかったわけですからね、木釘、竹釘、楔なども使いました。 室内用の家具の組み立てには酢酸ビニールエマルジョン(白いボンドです)が多いでしょうね。 膠は確かピアノなどに使っていましたね、組み立てというよりちょっとした小物の接着だったように思います。 耐水性が必要なときはカゼイン(大豆、ミルク)も使っていました。 組み立て以外には尿素樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ樹脂などを使います。 膠は湯煎して溶かしボンドのように使います、乾燥は速いです。
お礼
ありがとうございました!。 おかげで、だいぶ疑問が解消できました。 また宜しくお願いいたします。
補足
回答いただき、ありがとうございました!。 >昔のほうが木組みによる接合を沢山使っていたようですよ。 金具などなかったわけですからね、木釘、竹釘、楔なども使いました。 なるほど!。結構手間がかかっていたのですね・・・。 >室内用の家具の組み立てには酢酸ビニールエマルジョン(白いボンドです)が多いでしょうね。 ニカワなど、天然の接着剤を用いて家具造りを行っている個人作家さんなどは存在しているのでしょうか?。ご存知でしたら、教えてください。 >膠は確かピアノなどに使っていましたね、組み立てというよりちょっとした小物の接着だったように思います。 ピアノのハンマー部のことでしょうか・・・なるほど。 どうも、ヴァイオリン、ピアノ、チェンバロ、ギターなどの響板も、水で濡らして外し、修復を行える構造になっているのだそうです・・・。 >耐水性が必要なときはカゼイン(大豆、ミルク)も使っていました。 >膠は湯煎して溶かしボンドのように使います、乾燥は速いです。 大変参考になりました!。 よろしければ教えてください。 例えば、椅子のようにラフに扱った場合いろいろな方向に力が加わる可能性のあるものを接着するとき、最適な天然接着剤はどれを用いるのがベターなのでしょうか?。できるだけ天然接着剤を用いて造ってみたいのですが・・・。 お願いいたします。
お礼
回答いただき、ありがとうございます!。 大変参考になります!。 経験も交えての回答...勉強になりました。 参考URLのサイトを今見て驚きました。用途を見極めて、使い方さえ身に着けることができれば、良質の接着剤なのですね。 早速、プリントアウトさせていただきました。これからじっくり読んでみます。 私は半年前頃から、親父とともに『日曜大工』をしています・・・。 継手の加工、通常の木工ボンドによる接着、また木ねじによる接合は、だいぶ慣れてきました。 もうしばらくして、鑿、鉋刃の研ぎを身に着けられたら(研ぎの練習は、毎日行っています)、是非、昔の工人のように、天然接着剤で組み立ててみたいなぁー、と思い、質問いたした次第です。。 >家具造り初心者が使う物ではないと考えます。 地肌が粗いと接着強度は得られませんし、使用温度も関係します。 回答者様(先輩)のアドバイスを守り、しばらくは『木工ボンド』を使って組み立ててゆきたいと思います。 ニカワの使用経験のある作家さんを探して、指導してもらうことも必要なのかもしれませんんね...でも、どこにいるのやら... 。 ニカワをどうやって手に入れたらよいのかもわかりません... 。 これから、ぼちぼち探してみます。 中盤以降の具体的な回答も、いずれも興味深い内容で非常に勉強になります!。用途をよく考えて接着剤を用いることをこれから勉強したいと思いました!。