タ行の半濁音を探すことを「ないものねだり」といいます。
なぜないものであるかを真面目に説明すると、
半濁音の文字が作られたのが江戸時代以降にpa,pi,pu,pe,poの発音するものと、fa,fi,fu,fe,foと発音するものを見分けるために作られたパ行専用の符号だからす。
ところで「は、ば、ぱ」の三種類の違いは、発声的には「無声摩擦音、有声破裂音、無声破裂音」となります。
「た、だ、た+゜」「無声破裂音、有声破裂音、??」と半濁音の条件である破裂音は、{p,b,t,d,k,g}とあるが、すでに、「た」がそれに該当します。
強いて探すならば「無声摩擦音、有声破裂音、無声破裂音」の組合せから探すことになります。摩擦音は{f,v,s,z}なので、「さ、だ/ざ、た」が最も近い組み合せの候補になります。サ行の半濁音が「タ行」そのものになります。
質問者の期待するだろうウィットの効いた答えは見つけられません。
この際、質問者には、「た」を「さ+゜」(「さ」の半濁音)に書き換えることをお勧めします。
補足
すっごい面白い話ありがとうございます! ところで、有音摩擦音というものはないんでしょうか? これもまたないものねだりになってしまうかもしれませんが お願いします。