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半濁音についての質問です。

半濁音についての質問です。 「慮る」という漢字は、今では「おもんぱかる」と読むのが一般的ですが、辞書で調べると「おもいはかる」の転と書いてありました。では「おもんぱかる」と読まれるようになったのはいつ頃からで、どういった原因があったのでしょうか。また、半濁音は同時期に使われるようになったのでしょうか。「ピンク」などのカタカナのものでなく熟語(「完璧」など)での半濁音について知りたいです。 また「完璧」が「かんべき」でなく「かんぺき」、「看板」が「かんぱん」でなく「かんばん」と読むのはなぜなのでしょうか。もし「慮る」と何かしら関係のある理由がありましたら是非教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • SPS700
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回答No.3

 #2です。 >>では「慮る」は一度「おもんばかる」に変化してから「おもんぱかる」になったのですね。 その変化の理由などはあるのでしょうか?  まだこの変化は終わっていません。#1さんの場合がその例です、僕も中学の漢文の先生が「遠きオモンパ(半濁音)カリなければ近き憂いあり」と読むまで「濁音]だと思っていました。辞書でも下記のように半濁音の形を見出しにし、濁音の形を添えているのはこのためです。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/27522/m0u/%E6%85%AE%E3%82%8A/  ですから、平安時代以来標準だった、濁音から半濁音に変るのは、つまる音が多い東日本方言に標準語が移ったからだと思います。「促音便」が東にしかない事でもこの傾向が分かります。「買ひた」が西では「買うた」と「ウ音便」になり、東では「買った」と「促音便]になるのはその例でしょう。  b より p の方が「つまる音」が出来やすいのです。bb のある例と、pp のある日本語の例を、お比べになると、数の差が分かると思います。  質問者さんのように鋭い方にしか注意されないのは、この濁音から半濁音への移行が「慮り」と漢字で書く事によって人の目に触れないからだと思います。

takasumarina
質問者

お礼

お返事が遅くなり申し訳ございません。 ありがとうございました。大変参考になりました。

その他の回答 (2)

  • SPS700
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回答No.2

 ちょと23辞書を当たってみました。 1。「おもう」も「はかる」も「おもいはかる」も上代にあります。「『時代別国語大辞典 上代篇』 2。日葡辞書(1603-4)には Vomombacari となっています。 3。いまは、おっしゃる通り下記のような半濁点の「おもんぱかる」になっています。  http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/27523/m0u/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%B0%E3%81%8B%E3%82%8B/  こう見ると、おもいはかる > おもんばかる(濁音)の変化は、1と2の間        おもんばかる(濁音) > おもんぱかる(半濁音)の変化は2と3の間  ということになります。 4。ハ行の音は、以前 p だったそうですから、かんぺき(半額音)は古いのは残ったもの。b は、連濁(下記)の所産だと思います。 http://www.weblio.jp/content/%E9%80%A3%E6%BF%81

takasumarina
質問者

お礼

遅くなってしまいましたがありがとうございます。 では「慮る」は一度「おもんばかる」に変化してから「おもんぱかる」になったのですね。 その変化の理由などはあるのでしょうか?

  • mo6644
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回答No.1

1.ハ行の子音は、上古の時代には [p] 音であった可能性が高いと言われています。  魏志倭人伝に出てくる邪馬台国に服従していた国の「巴利」はきっとパリ(半濁音)と発音したのでしょう。 2.奈良時代には [?] 音になっていたとされています。  ローマ字ha hi fu he hoのfuにもその名残があります。 3.隋・唐の時代に中国から漢語が大量にを移入された頃、漢字音に対し撥音「ん」や促音「っ」が導入され、これらの音の後では[p] で発音されるようになった。そして和語にも次第に同じような発音が導入されてきた。  完璧、一般、先発、出発  慮る、引っ張る 私は「慮る」は濁音で発音していました。半濁音とは知りませんでした。ただし質問者のいう看板は濁音で、甲板は半濁音で発音するはずですが。回覧板もどういうわけか濁音です。 4.バ行は[b] 音を維持して今日に至っています。  今晩、三番

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E8%A1%8C
takasumarina
質問者

お礼

遅くなってしまいましたがありがとうございます。 なるほど。「はひふへほ」と「ばびぶべぼ」は分けて考えたほうがよさそうですね。 もう一人の回答者の方が「日葡辞典(1603年)には「おもんばかる」と書いてある」と教えてくださったのですが、隋・唐の時代から次第に和語も[p]で発音されるようになたのにもかかわらず、江戸時代に一度「おもいはかる」から「おもんばかる」に変化して今では「おもんぱかる」と読むようになっているというのは不思議ですね……。何故ストレートに「おもいはかる」から「おもんぱかる」にならなかったのだろうか……