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心理学の観察法で自然的参加観察と実践的参加観察とはなんですか?具体例挙
心理学の観察法で自然的参加観察と実践的参加観察とはなんですか?具体例挙げてもらって方法、手続きなど詳しくじゃなくていいんで教えてください。最近心理学に興味を抱いたばかりでわかりません。
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フィールドワークは元々、文化人類学の領域で盛んな方法論です。 自然的観察(natural observation)と似た意味合いで参与観察(participant observation)というものもありますが、厳密にいえば違いのですが(^_^;) 実際的にはキッチリと境界を引いて区別できるものでもありません。どちらも「現地の人(対象人)と自然に生活を共にして観察する」という方法です。 これに対して実験的観察(←実践的参加観察とはこれのことかな?)があり、またこれに似た意味で非参与観察というものがあります。非参与観察は参与観察に相対するものです。名前からある程度は察することができるでしょうが、これは「観察対象の個人、あるいは集団(コミュニティ)に参加せずに"高みの見物"をすること」です。実験的観察というと、もう少し硬いイメージで、あらかじめ観察者が特定の環境を用意して、その中で観察対象がどのように行動するかを観察することになります。 例をあげてみると、 例1 ある学級の生徒たちの行動を観察するために、、、 (a)生徒たちと一緒に勉強や運動をして観察する (b)教室やグラウンドの端で生徒たちを淡々と観察する 例2 修行僧の行動を観察するために、、、 (a)実際に修行を共に行いながら観察する (b)修行には参加しないで、遠くから見守る(観察する) と、こんなとこです。 最初にも述べたように、「じゃあ、どっからどこまでなら参加しているといえるの?」といわれると非常に微妙なところなので、完全に両者を区別するのは困難なのです。
お礼
わかりやすくありがとうございます。