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対偶による命題
整数aについて、命題(a^2が3の倍数ならば、aは3の倍数である)が与えられている。 (1) 元の命題が真であることを証明する方法がわかりません。 これは、合同式をつかうそうなのですが、合同式についてよくわかりません。 誰か、お願いします
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boku115さん、こんにちは。 合同式が分からないとのことですが、 これは乗余系といって、3で割った余りで考えるということです。 3で割った余りは、0,1,2のどれかですね。 ですから、数を3つのグループに分けることができるのです。 ある数xが3で割って余りが1だとすると x≡1 mod 3 のように書きます。 mod 3とは、3で割った余りで区別するよ、という意味です。 さて、 >命題(a^2が3の倍数ならば、aは3の倍数である) これを証明するには、この命題の待遇をとった命題 「aが3の倍数でない ならば、a^2は3の倍数でない」 を証明すればいいと気付くと思います。 ここで、合同式を使うとすると、 a≡1 mod 3 または a≡2 mod 3 ならば、a^2は3の倍数ではないことをいえればいいですね。 a≡1 mod 3のとき、 a^2≡1^2=1 mod 3となるので、やはり3では割り切れません。 a≡2 mod 3のとき、 a^2≡2^2=4≡1 mod 3 となるので、やはり3では割り切れません。 というわけで、いずれも3で割り切れないということが証明できました。 もともとも命題の待遇が証明されたので、もともとの命題は真であるということが証明されます。 この、mod の考え方は、ちょっと高校の範囲を超えていますから、 合同式を使わずに、同じように考えて a=3n+1 a=3n+2 のようにあらわして、それぞれ2乗して、 a=3n+1のとき、 a^2=(3n+1)^2=9n^2+6n+1=3(3n^2+2n)+1 となるので、3で割って1余る。 a=3n+2のとき、 a^2=(3n+2)^2=9n^2+12n+4=3(3n^2+4n+1)+1 となるので、やはりこれも、3で割って1余る。 したがって、aが3で割り切れないときには、a^2もまた3で割って割り切れない。 ・・・のように証明していくのがいいでしょう。 頑張ってください。 合同式のところは、今は理解していなくても大丈夫です。 なんとなく、3で割って1余るグループとかで分けるんだな、 という考え方だけイメージしてみてください。 頑張ってください。
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- guowu-x
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別に合同式は使わなくても良いです。コンセプトとしてそれに近いものは使いますが。 対偶を取ると「aは3の倍数でなければ、a^2は3の倍数ではない」ですね。 3の倍数でないということは3で割り切れないということであり、3で割ると1余るか2余るかです。 そこで、 a=3k+1 a=3k+2 とします。ただし、kは整数。 これらを2乗すればa^2が3の倍数でないことが分かります。対偶が真なので元の命題は真ということになります。