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下の漢文(白文)を書き下し文にしていただきたいのですが、どなたか分かる
下の漢文(白文)を書き下し文にしていただきたいのですが、どなたか分かる方、教えていただけませんでしょうか? 晋世沙門僧洪住京師瓦官寺、當義煕十二年時、官禁鎔鑄、洪既發心鑄丈六金像・・『像若圓滿、我死無限。』便即倫鑄、鑄竟、像猶有模、所司收洪、禁在相府、鎖械甚嚴。心念觀世音、日誦百遍、便夢所鑄金像往獄、手摩頭日・・『無慮。』其像胸前一尺許、銅色焦沸。當洪禁日、感得國家牛馬、不肯入欄、時以爲怪。旬日、敕至彭城、洪因放免、像即破模自現。
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漢文の読み下し文などは苦手ですが、勉強のため挑戦してみました。 完全な正解とはなっていないかもしれませんが参考にしてください。 晋世の沙門僧、洪は京師の瓦官寺に住む。義煕十二年の時に當り、官は鎔鑄を禁じ、洪は既に丈六の金像を鑄すことを發心する。『像、若(もし)圓滿ならば、我、死は無限』。便(たちま)ち即ち倫と鑄し、鑄を竟(お)える、像は猶、模(かた)に有るがごとし。所司、洪を收む、相府に在ることを禁ず。鎖械は甚、嚴し。心に觀世音を念じ、日に百遍、誦ず。便ち金像を鑄する所を夢(ゆめみ)、獄に往き、手で頭を摩(さす)りて曰く、『慮ること無かれ』。其像は胸前一尺許り、銅色に焦沸す。當(まさ)に洪に禁じて感得し日うべし。國家牛馬を欄に入るを肯(がん)ぜす。時を以って怪を爲す。旬日して、敕(みことのり)、彭城に至り、洪は因って放免され、像は即ち模(かた)を破りて自ずと現る。 句点に疑問を感じたので大蔵経テキストデータベース弁正論(No2110_52_0537c16)にある句点を参考にしました。 「當洪禁日感得。國家牛馬不肯入欄。」とデータベースの句点にして読み下しました。
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- boko10cho
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先の回答の「禁メテ相府ニ在ラシム」は、「府(=みやこ)ニ在ルヲ禁ズ」に訂正します。 洪は京師に住んでいて、「府ニ在ルヲ禁」じられ、おそらく彭城にいたので、 「敕、彭城ニ至」ったのでした。 失礼しました。
- boko10cho
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誤字があって意味が通じないため諦めかけていましたが、mo6644さんが 大蔵経テキストデータベースをご紹介くださったので、そちらも参照して 書き下し文にしてみました。 mo6644さん、ありがとうございました。 十全のものではないと思いますが、ご参考になれば。 ※「便」も「即」も一字で「すなはち」と読むため、「便即」で「すなはち」と 読むようにして逃げました。 二つを併せた意味は、「そこですぐに」くらいの感じです。 晋ノ世ニ沙門僧 洪、京師ノ瓦官寺ニ住ス。義煕十二年ニ當タリ、時ノ官、鎔鑄ヲ禁ズ。洪、既ニ丈六ノ金像ヲ鑄ント發心ス。「像若シ圓滿ナラバ、我死ストモ恨ミ無シ。」※便即チ偸(ひそか)ニ鑄ル。鑄リ竟(お)ハリ、像猶ホ模(=鋳型)ニ有リ。所司、洪ヲ收(とら)ヘ、禁(とど)メテ相府ニ在ラシム。鎖械甚ダ嚴ナリ。心ニ觀世音ヲ念ジ、日ニ百遍誦ス。便チ夢ニ、鑄ル所ノ金像、獄ニ往キテ、手モテ頭ヲ摩(な)デテ曰ク、「慮(おもんぱか)ル無カレ。」其ノ像、胸前一尺許(ばか)リ銅色燋沸ス。洪禁メラル日ニ當タリ感得シ、國家ノ牛馬、欄ニ入ルヲ肯(がえん)ゼズ。時(これ)以テ怪シト爲ス。旬日ニシテ敕(=勅)、彭城ニ至リ、洪、因リテ放免サル。像、即チ模ヲ破リテ自ラ現ル。
お礼
2字で「すなわち」と読むのは思いつきませんでした!意味までありがとうございます。 勉強になりましたvありがとうございます。
お礼
わざわざ調べてまで回答してくださりありがとうございました! こちらにとっても勉強になりましたv