- ベストアンサー
漢文の書き下し文について
- 漢文の学習で苦労している方も多いかと思います。特に定期テストでは白文を書き下し文にする問題が出題されることが多く、その難易度に頭を悩ませることもあるかと思います。
- 白文から書き下し文にする際、重要句法を覚える以外にもコツや法則がありますか?また、送り仮名や返り点の位置についても分からないという疑問があります。
- 定期テストのために文を覚えることに必死になることは大変かもしれませんが、それによって得られることは何でしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
大学院で東洋史を勉強しているものです。量は読みますが大雑把な仕事しているので、参考になるかは判りませんが… (「重要句法を覚える以外で」ということですが、大学レベルで専門の史料を読むような場合でも、高校レベルの文法書以上の手引き書というものはないんです(汗)後は数を読んで馴れるしかないかと…) ・白文を読む作業は、返り点の付いたものを読む作業とはかなり別物に近いと思ってください。 返り点が付いているというのは書き下してあるというのとほぼ同じ事なので。 ・白文といっても(高校かとお見受けしますので)いくらなんでも句点読点は付いているかと思います。何処で一文が終わっているかは判る状態でしょうか。(、と。の区別が判らない句点もありますので…そも点すら付いてないとなりますと話は別ですが) 漢文の構文は英語同様、「主語・述語・目的語」の語順ベースですのでまず一文の中のこれを把握するようにします。 後は修飾語句が何処に掛かっているかを見ましょう。 ・「書き下せ」だけで「返り点をつけよ」とは言われないのでしたら、強いて返り点を正確につけていく必要はないと思います。かえって判らなくなると言うことでしたらつけた方が良いですが。 漢文はわりとどのようにでも読めてしまうので、同じ意味に取っても返り点の付け方は一通りではありません。「何が正しいのか」と考え出すとキリが無くなりますのであまり気にしない方が懸命かと。送りがなも同様です。 ・高校レベルで読むようなテキストは非常に文法に忠実で、(教科書的と言いますか…)構造のわかりやすい文章です。英単語帳や辞書に載っている例文みたいなものだと思ってください。 もうちょっとイレギュラーな文法で書かれた美しくない文章を読む際に、これが何となく頭に入っていると「あれと同じ語法か」と判ったりするわけです。暗記する意味があるとすればそんな所でしょうか。