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人参に含まれているビタミンA、βカロチンについて

人参に含まれているビタミンA、βカロチンについて 生化学の実験で人参中に含まれるビタミンA、βカロチンの濃度を測定しました。 吸光度はβカロチンの測定に用いられる453nmでは高い値を示し、ビタミンAの測定に用いられる325nmではごく低い値を示しました。 その吸光度を計算して、にんじんの中のビタミンAの濃度を割り出したんですが9(μg/dL)程ありました。 でも、ビタミンAはβカロチンという形で人参の中に含まれていて、体内で変換されますよね。今回の実験結果だとにんじんの時点でにビタミンAがわずかに入っていたという事になりますが、これってやはりおかしいんでしょうか? 実験結果に素直にビタミンAの濃度を書いていいのか迷っています。 βカロチンは325nmでも少しは吸収すると思うのでそのβカロチンの吸光度から濃度を割り出したと考えていいんでしょうか??

みんなの回答

  • ankh00
  • ベストアンサー率76% (55/72)
回答No.2

定量的な考察をする場合には、定量方法について実験する前にきちんと定めておく必要があります.で、この場合には 453nm の吸収はβカロテン(カロチン)のものである 325nm の吸収はレチノール(ビタミンA)のものである とピークを解釈(帰属)して、325 nmの吸収からビタミンAの濃度を求めた、ということを実験操作の中にきちんと明記すべきです. で、ご質問の内容は、325nmの吸収がすべてレチノール由来のものと断定してしまっていいのかどうか、ということになりますよね.(できるだけ純度の高い)βカロチンのUVスペクトルを参照してみるとわかると思いますが、325nmに目立った吸収はありません.ですから、上記のやり方でほぼ間違っていないと思います. http://omlc.ogi.edu/spectra/PhotochemCAD/html/beta-carotene.html つまり、ニンジンの中にも若干レチノールが含まれている、という結果でよいと思いますよ.

  • motosei
  • ベストアンサー率43% (14/32)
回答No.1

ビタミンAとはカロテン(α、β)やレチノールなどの脂溶性ビタミンのことで、通常レチノール等量で表します。βカロテン12μgがレチノール1μgに相当します。 325nmの波長はレチノールの測定によく用いる波長域なのですが、実験手順の中で当量計算やビタミンAの測定に325nmの波長域を使用する理由などは書かれていませんでしたか?

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