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電荷移動錯体について
アントラセンは、弱い電子供与体として、 また、キノンは、電子受容体としての働きを持っているそうです「光と物質、伊藤道也」。 錯体が形成した際の、電荷の位置を教えてください。どことどこが、結合するのでしょうか?
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こんばんは。磁性関係の研究をしている者です。 アントラセンーキノンの場合ですと、アントラセンは正電荷、キノンは負電荷がそれぞれの共役した骨格上に非局在化しています。 ですから「電荷の位置」を決めることはできません。 電荷の偏りはあるでしょうけど。 電荷移動錯体の受容体ー供与体にはこの非局在化した電荷の間に静電的な引力がはたらいています。 これが電荷移動錯体の結合力となる力です。 受容体ー供与体間に共有結合のような強い結合はありません。
お礼
早速、お返事有難うございました。 少し、わかったような気持ちになりました。
補足
>ですから「電荷の位置」を決めることはできません。 電荷の偏りはあるでしょうけど。 --- あえて電荷の偏りを表すと、どのようになるでしょうか?