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【理科 1分野】電流の問題で紫の破線が回答ではない理由
- 電流の問題において、紫の破線が回答ではない理由について説明します。
- 模範解答には赤の実線が回答となっていますが、なぜ赤の線の方が正しいのか疑問です。
- 紫の線は適当に引いたものであり、アとイの間にあるという主張は根拠がありません。
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ナルホドこれは考えるだに怪しい模範解答ですね。 この「電流-電圧グラフ」は傾きがキツイほど抵抗値が小さい事を示す物です。ある電圧をかけたときに電流が大きい(=抵抗が小さい)ほど、グラフの上がり方は急になる、そう云うことです。 で、先の方々が既に計算されている通り、グラフ(イ)から与えられる電熱線Cの抵抗値は 10〔Ω〕です。10〔Ω〕であれば、10〔V〕かけた時には 1.0〔A〕流れるはずで、質問者さんの描かれた紫の破線よりも少し急な(よりアに近い)線が引かれるはず。 また別のアプローチから考えてみましょうか。 電熱線Aと電熱線Cの直列回路で得られたグラフが(イ)である、と。このグラフは 6〔V〕のとき 0.2〔A〕、12〔V〕のとき 0.4〔A〕を示しています。これを逆からとらえれば、直列回路全体に0.2〔A〕流れている時に直列回路全体にかかっている電圧は 6〔V〕、0.4〔A〕のときには 12〔V〕、ですね。 この状態で電熱線Cだけに注目してみると、回路に 0.2〔A〕流れている時、Cの両端には 6〔V〕をAとCで分圧した…つまり 6〔V〕以下の電圧しかないはず。A= 20〔Ω〕:C= 10〔Ω〕で計算すると、Cの両端電圧は 2〔V〕。同様に 0.4〔A〕のときには 4〔V〕です。グラフに打点してください。赤実線とはならないですね。 赤実線は、10〔V〕0.2〔A〕から、50〔Ω〕の抵抗の「電流-電圧グラフ」を示しています。これが何を根拠にどこから出てきたものか、判断不能です。質問者さんがこの質問に関して(後出しジャンケン的な)隠し玉を持ってない限り、出題者のカンチガイと、私にも思われます。 ところでこの問題は「教科書」ですか「参考書」ですか?本来有ってはならない事ではありますが、このテの本と云うのは、原稿執筆者が大先生でも印刷物になるまでの間にド素人さん(*)がかんでますので、版の新しい物ほど迂闊に丸暗記ができません。教師等に相談して出版者/出題者に正誤を確認してみてください。 (*)電気理論に関しては、ですよ。編集・印刷製本等に関してはそれなりの技術を持つプロフェッショナルのはずです。ハズと云うのは、本当のプロなら誤植とか有っちゃイカンと思いますから。「渡された原稿通りに間違えた」と云うなら…、ガッカリするしかないですね。