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永訣の朝
どなたかよろしくお願いします。 宮沢賢治の「永訣の朝」の「ふたつのかけた陶椀」(9行目)が象徴するものを教えてください。 問題の選択肢に次のようにあったのですが、答えがないのでどれを選べばよいのか分かりません。 よろしくお願いします。 1 家族の中で取り残された兄妹のいらだちとやるせなさ 2 家族愛を知らないまま生きてきた兄妹の将来への不安 3 兄妹の精神的なつながりが断たれることへの不安 4 兄妹の精神的なつながりが永遠に続くことへの祈り
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ここでの「かけた陶椀」の「かけた」は 「兄妹の精神的なつながりが断たれることへの不安」 ではなく、文中の 「わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ みなれたちゃわんのこの藍のもようにも」 というフレーズにもあるように、貧しい暮らしの中で ふたりが使い古した(かけた)茶碗、という意味でしょう。 物理的なつながりはたたれても、精神的なつながりは たたれることがないと思われます。 ここではひとつではなく「ふたつの」陶椀であることに 意味があるものと考えます。
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- hakobulu
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#4です。 なるほど。 #5さんのご見解に納得しました。 正解は4なのでしょうね。 私の解釈は浅薄すぎたと思いますので撤回させていただきます。
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
自信はありませんが、私は3だと思います。 「欠けている」というのは「充足していない」と殆ど同義ですから、素直に考えると「不安」の象徴でしょう。 妹とのつながりが絶たれることへの不安であることは無論です。 そういった不安を乗り越えるために、この祈りとも言える詩が生まれたと捉えます。 4でも悪くはないでしょうが、これは、賢治にこの詩を書かせるに至った本質であって、詩中の語である「ふたつのかけた陶椀」が象徴するものとは別ではないかと考えます。
お礼
hakobuluさま ご回答をありがとうございます。 迷っていたのが、3と4なので、難しいなあと今も感じます。 来年同じ試験がでるわけではないのですが、答えられないような問題の時どうしよう…と思ってしまいます。 参考になりました。 ありがとうございました。
- toko0503
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宮澤賢治の"人となり"や、妹に対する、人並み以上の深い愛情 また、この詩が書かれた状況を知ると、 #2さんがおっしゃるように「いらだち」や「不安」は 合わないことが分かると思います。 まず全体を読んで、作者の意図をおおまかに掴んでから、 設問を解くのも長文読解のコツです。 本当は、最期の水で、一人別れて逝く妹でありながら、 兄を悲しくさせないために、いつも二人が使っているそれぞれの お椀に雪を取ってきて欲しいと頼んだのです。 頑張って下さいね。
お礼
toko0503さま ご回答をありがとうございました。 これからは全体を読んで考えます。 宮沢賢治のことをもっと知っていれば解けたのかもしれません。 試験にはいろいろ知識が必要だということがわかりました。 また、いつか、よろしくお願いします。
>選び方のポイントなどもしあればよろしくお願いします。 試験のテクニック風に言うと 1は「いらだち」が不可。 2は「不安」が不可。 3も「不安」が不可。 ゆえに消去法で(4)が正解。と、割り切って考えてはいかがでしょうか? >詩の最後のほうを読むとそうなのかもしれないなとも思うのですが…。 これがでてくるのは詩の最初のほうなので、試験の時に、どうやって判断すればよいのでしょうか? 最後のほうを読んでから最初のほうに戻って考えても、一向にかまわないんですよ?
お礼
NASTYさま アドヴァイスをどうもありがとうございました。 最後のほうを読んで参考にしてもいいということがわかりました。 また困ったことがあったらよろしくお願いします。
- toko0503
- ベストアンサー率36% (886/2437)
選択肢の中から選ぶとしたら、4 でしょうか。 妹は、賢治にふたつのお椀にあめ雪(みぞれ)を取ってきてほしいと 頼みます。これは、妹の最期の食べ物ですが、"ふたつのかけた陶腕"は、 二人の永遠の絆を確認する意味での象徴にもなっていると思われます。 以下などを参照にして下さいね。 http://www.cek.ne.jp/~myuzawa/kennji/eiketunoasa.htm
お礼
toko0503さま ご回答をありがとうございました。 どうしてそのお椀がそういう象徴になるのかまだよくわかりません。 詩の最後のほうを読むとそうなのかもしれないなとも思うのですが…。 これがでてくるのは詩の最初のほうなので、試験の時に、どうやって判断すればよいのでしょうか? 選び方のポイントなどもしあればよろしくお願いします。
お礼
toko0503さま 再びありがとうございます。 難しくてわからなくなりましたが、勉強になりました。 試験は評論文のほうがいいなあと、思ってしまいました。 ありがとうございました。