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詩:永訣の朝で・・・
こんばんわ 先日の国語の授業で永訣の朝をやったんですが少し読み取れない部分が2点ほどあったんです。 1つ目は 「びちょびちょふってくる」を「みぞれはびちょびちょ沈んでくる」という表現に変えた理由 2つ目は 「おまへとみんなと」と最後から3行目に書かれているんですが、「おまへ」は「とし子」をさしているとして、「みんな」とは誰を指しているんでしょうか? お分かりになる方 気軽に教えてください。回答よろしくお願いします。
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> 1つ目は 「びちょびちょふってくる」を「みぞれはびちょびちょ沈んでくる」という表現に変えた理由 6行目では みぞれはびちよびちよふつてくる と言っていますね。目線は水平か上にありますが "わたし"が実際、外に出てみると みぞれが足元で沈むように降っていて 今度は目線は下になっています。 おそらくそこには、"わたし"の悲しみの深さや、 若くして逝ってしまう運命となった妹への無念の気持ちが、「沈んでくる」という表現になって 投影されているのではないでしょうか。 > 2つ目は 「おまへとみんなと」と最後から3行目に書かれているんですが、「おまへ」は「とし子」をさしているとして、「みんな」とは誰を指しているんでしょうか? (生まれ変わったら、今度は自分のことで苦しまないように生まれてくる)と言っていますよね? 兄も妹も深い信仰心を持っていたと思われますので、 これは、生まれ変わったら、自分ではなく人のために身を呈したい、と思っていることの 表れだと思います。 取ってきたみぞれが、天上のアイスクリームのようになって、 妹だけではなく、他の、同じような状況で天上の人となったみんなにも 聖い潤いをもたらすごちそうになって、 苦しまず安らかに永眠して欲しい、と思ったのではないでしょうか。 全くの私見ですが、気軽に書いてみました。
お礼
いえいえ 本当に参考になりました。 詳しく回答していただき本当にありがとうございます。