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鏡の中に自分が見えないとは?
- 「鏡の中に自分が見えない」という比喩表現は、実際の鏡の前に立った状況ではなく、自分の内面や本質が見えないという意味を持ちます。
- この表現は、他人や状況によって自分自身の欠点や弱点を見せられ、自己反省や成長の機会を得ることを指しています。
- 具体的には、主人公が鏡を通して自分の姿を確認することができず、その過程で自己の中にある弱点や課題に向き合わざるを得ない状況を描いています。
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She has shown me my weakness. とある通りだと思います。 顔の前に鏡を置かれて see nothing「何も見えない」というのはもちろん,自分の顔(姿)が映っていないということです。 その時の意志なのか,立場なのか,私の弱さが,自分の姿が鏡に映っていないことに表れている。 その weakness が何なのかはそれこそ,その後を読んでみないとわかりません。 ハーレムの女を内密に助けてしまったけど,おまえに何か信念でもあったのか。 どんな目にあうかわかってやったのか。 「いや,答えられるだけの意志の強さはなかった」 私が皇帝にだまっておくには,大宰相を殺す以外にはないぞ。 それに背くことができるか。できないだろう? 「正室の命令に背けない弱さ」 おまえに大宰相を殺せるか? 殺せないだろう?なのに何でそんな女を助けるようなことをしたんだ。 「人を殺すことなんてできない弱さ」 おまえが今どんな立場にいるのかわかっているか。 鏡を見てみろ。私の願いを聞かないとどうなるかわかっているな。 「正室の願いを聞き入れないと命はなくなる,その立場の弱さ」
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- SPS700
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#4です。 、、、ゲーテの著作「ファウスト」によると、悪魔の言いなりになるのは『死後』ではないでしょうか? この世でも、自由が無いのなら誰も魂を売らないような、、、、、。 西洋でクシャミをすると、 Gesundheit とか (God) Bless you! という言葉が聞かれます、魂は「死ぬまで安全に」体内にいてくれるものではなく、絶えず見張る必要があったのです。 毎朝鏡を見るのは、寝ている間に魂が盗まれなかったか、確認する意味もあったと思われます。就寝中に魂を盗むのが専門の悪魔もいた訳ですから。
お礼
御多忙の中、再度の御回答ありがとうございます。 どうも、色々と誤解が生じているようです。 稚拙な文章しか書けなくて申し訳ありません。 >自分の運命が自分でコントロールできなくなった状態ですね。 と仰られたので、僕は「魂を悪魔に売れば、この世での快楽と、『死後』の束縛というのが定説ですよね? この世では悪魔の束縛を受けませんよね?」 と書いたのです。 もちろん、魂を売るのは生きている間です。 死後に魂を売っても意味がありません。 つまり、この英文では魂を売る相手が悪魔にせよ正室にせよ、宦官長の立場の比喩としては不適切なのではないでしょうか? それとも、「鏡に写らない場合」の一例を御回答いただいただけだったのでしょうか? 申し訳ありませんが、質問者の読解力では分かりませんでした。 改めて、御回答に御礼を申し上げます。
- googoo1956
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確かに「hold a mirror up to my face」は比喩的表現で、実際に鏡を表しているわけではないことは明らかですね。 ひょっとしたら、シェイクスピアが用いた「hold a mirror up to nature」という比喩から来ているのかもしれません。 ~~~ Hamlet suggested that the role of the artist is to hold a mirror up to nature~~~ 後者は「人間のありのままの姿(がどんなものか)を明らかにしようとする」という意味でしょうから、それに倣えば前者は「自分の顔がどのようなものか(=どちらを向いているのか)を明らかにしようとする。」、すなわち「自分がこれからどうしようとしているのかを問いかける。」と訳すことができそうです。 なお、「weakness」には「lack of determination shown in someone's behaviour」という意味があります。 お尋ねの英文の訳です。「どうしたらいいんだ、ジアディよ。皇帝の正室は私がこれからどうしようとしているのかを問いかけたのだ。(しかし)私には自分がどうしたら良いのかが分からない。彼女の問いかけによって、私は自分の決断力の無さを自覚させられたのだ。」 ご参考になれば・・・。
お礼
大達人、御回答ありがとうございます。 >シェイクスピアが用いた「hold a mirror up to nature」という比喩 僕も、「全てを映し出す」の意味で用いられているのではないかと思っていたのですが、辞書にはその場合は「mirror of ~」だと書かれていたので、英文の意味的には「鏡」で、比喩的には、「全てを映し出す」の意味なのかな?と思っていたのですが、シャイクスピアは、「of」を使わずにその用法を用いていたんですね! 大発見でした、ありがとうございます。 >なお、「weakness」には なんだか、日本語的にもweaknessってややっこし~ですね。 「自分の弱さ」≒「自分の決断力の無さ」 同じようで、同じでもないような、強いて言えば前者の決断力の無さは弱さからであり、後者は優柔不断というなんでしょうかね? >すなわち「自分がこれからどうしようとしているのかを問いかける。」と訳すことができそうです。 僭越ながら、本当に大達人に恐れ多くも、僭越ながら、、、 ・正室がしたのは、「秘密を握っていることを明かしたこと」&「沈黙の為には暗殺の命令」。 ・宦官長がした事は、「死ぬ覚悟で、ハーレムの女を助けた事」&「正室に要求されて初めて死の恐怖を感じた事」。 これらを考慮に入れますと、やっぱり、「正室(の脅し)によって、自分というものが全て映し出された。 ある筈の(覚悟が)何にも見えなかった。」という意味かな~? と思います。(以上全てNo2様の御回答をいただくまで全然気が付かなかった事です)(大汗) 正室としては、「どうするつもり?」なんて生やさしい物ではなくて、「従順か死か?」というものだと思いますので、 本当にいつもお世話になっている大達人に僭越な事を申しました。 シャークスピアの例文など本当に勉強になりました、ありがとうございます。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
鏡に姿が映らないのは、悪魔に魂を取られたときです。 例えば Les Contes d'Hoffmann の二幕目、soul を失った瞬間に鏡の中の影像が消える場面。自分の運命が自分でコントロールできなくなった状態ですね。 http://en.wikipedia.org/wiki/The_Tales_of_Hoffmann
お礼
御回答ありがとうございます。 参照URL拝見しました。 そう言えば、同じ魂を売ったファウストは、この世での欲望を満たしました。 このHoffmannも、女性の心を捉えたくて「鏡の中の影像」を女性に差し出したようです。 又、吸血鬼も魂が無いから鏡に写らないのですよね。 あんまり西洋文化に詳しくないので、「魂が無い状態」が >自分の運命が自分でコントロールできなくなった状態 を意味するとは存じ上げませんでした。 、、、ゲーテの著作「ファウスト」によると、悪魔の言いなりになるのは『死後』ではないでしょうか? この世でも、自由が無いのなら誰も魂を売らないような、、、、、。 考えすぎでしょうか??? 改めて、御回答に御礼申し上げます。
- tkltk73
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「'to me'(自分の前に)」ではなく 「'to my face'(自分の顔の前に)」となっていることが ヒントであるように思います。 'my weakness' は正室に秘密を握られていることでしょう。 宦官が鏡を見て見えなかったのは、自分自身の身体ではなく、 顔、つまり頭部です。実際には見えていたのでしょうが、 正室から鏡を突きつけられてそこに自分の頭が映っているのを 見ることによって、皇帝に秘密をばらされて斬首の刑にされ、 頭がなくなっている自分の姿を想像したのだと思います。
お礼
御回答ありがとうございます。 >皇帝に秘密をばらされて斬首の刑にされ、 >頭がなくなっている自分の姿を想像したのだと思います。 それも、考慮に入れてみた事もあるのですが、そう考えてみると、この比喩は「正室を魔法使いに喩えて、魔法の鏡を見せられているのか?」という事になってしまうんです。 しかも、正室がしたいのは大宰相の暗殺であって、宦官を殺すことではないんです。 そこで、どうも文脈とあわない気がしますので、違うのではないかと思います。 改めて、御回答に御礼申し上げます。
補足
この欄をお借りします。 この質問自体は解決したのですが、げんを担ぐようなヘンテコナ理由ですが、質問を締め切るのは一晩置いてからの方がよいのかな? と思い、一晩置くことになします。 御回答ありがとうございました。
自分が見えなかった、でなくて 何も見えなかった…ですよね。 読んでみないと分からないですが… ネイティブもそう答えたと言うことは よくあるような慣用表現ではなく 純粋な文学的な比喩としての表現だと考えるべきではないでしょうか。 鏡は己を映すものですし 鏡を見てもそこには「あるべき自分」「どうすべきかという答え」となるようなものが見えなかったと言う意味では? さあどうする?と正室に突きつけられた 答えは己が出さねばならない でも、その答えが見えない… みたいに。 鏡、というのは主人公がやったことに対して ただ相手は無言でその事実を本人に自覚させることで 十分な力(要求)を相手に突きつけているイメージに合致するのでは。
お礼
御回答ありがとうございます。 >鏡を見てもそこには「あるべき自分」「どうすべきかという答え」となるようなものが見えなかったと言う意味では? 僕もそう思ったのですが、ネイテブに聞いても、「その通り」とは言わなくて、どうも、なんかちょっと違うみたいです。 しかし、素人ネイテブには答えも説明できないようで、、困っていたのですが。 どうも、No2様の御回答が答えの様な気がします。 そう考えると、前後の文脈とも合致しますので、 御回答ありがとうございました。
お礼
大達人、御回答ありがとうございます。 やっぱり、素人ネイテブよりは、きちんと習得した達人の方がお詳しいですね! 今まで、大達人以外にも何度もネイテブに聞いて分からない質問をここで質問して解決しています。 それにしても、瞬殺ですか、、!!! 本当にすごいですね! >ハーレムの女を内密に助けてしまったけど,おまえに何か信念でもあったのか。 >どんな目にあうかわかってやったのか。 >「いや,答えられるだけの意志の強さはなかった」 正に、これが写っているべきなのに、見えなかったのですね! その代わりに見えたのが 『my weakness』 だったのですね! やっと、この比喩表現の意味が分かりました~!^^ 「この命、あの女の為に捨てても惜しくはなかった。 皇帝の命も、なにもかもどうでもよい、 それが俺の生き方ではなかったのか? それなのに死を面前にするや、俺は生にしがみついている。 あの信念はどこへ行ってしまったのだ。」を比喩表現すると、この英文になるのですね? 鏡に喩えるなんて、カッコイイ英文だと思うのですが、分からないと、チンプンカンプンなのが、外国語学習する上でのかなしくも楽しい場面でもあります。 本当に助かりました、御回答に改めて御礼申し上げます。