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同じ漢字を使う理由は?
お尋ねします。 例えば、「辞」と言う漢字で、 「辞書(dictionary)」、「辞職(resignation)」がありますが、 違う意味と思うのに、同じ漢字を使っています。 この理由を知りたいのですが、コレラが解説されているHPをご存じないでしょうか? 最近、漢字を勉強し始めた外国人から質問されました。 私も、深く考えずに、覚えてきたようで、説明できませんでした。 (googleでも、調べ切れませんでした。) こういった研究は、国文学とかでしょうか?
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こういう事を調べる為にあるのが「漢和辞典」です。 諸橋轍次著「大漢和辞典」が最も詳しいと思います。 今、手元には「漢語林」しかありませんが・・・ 「辞」の文字の持つの意味は下記の通りです。 (以下、漢語林からの要約転記ですが、 分かりにくければ図書館等で直接漢和辞典を見てください) “へん”の部分「舌」は元は「禽」「受」(異体字)で 糸に上下から手をかけて整える様子の象形文字からきています。 “つくり”の部分「辛」は、針の象形文字からきており、 罪の意味を持ちます。罪人を責めるという意味合いだそうです。 また、「詞」に通じていて、ことばの意味も持つそうです。 この「辛」に二通りの意味合いがあることから発展し、現代日本語の「辞」は 下記のような意味を持つそうです(以下、大辞林より転記) (1)ことば(式辞、祝辞) (2)ことわる a)拒絶する(固辞) b)ゆずる(辞議) c)受けない(辞退) d)わびる e)やめる(辞職) (3)いとまごいをする、立ち去る(辞去) (4)礼を言う (5)説く (6)告げる、訴える (7)責める
お礼
お返事遅れて申し訳ありません。 外国人に日本語を改めて聞かれて、戸惑うばかりです。 漢字は、単純に象形文字から出来たものばかりではないようですね。 いつ、「『わび・さび』って、何?」って、聞かれるかと思うと・・・。(汗)