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今の学科とは違う大学院に進学することについて
現在学部の2年生です。大学では外国文学を専攻しています。 まだ大学院進学について本格的に考えているわけではないのですが、もし進学するのであれば、今専攻している学科(外国文学)とは違う専攻(美術史)に進みたいと思うようになり、毎日悩んでいます。 私は今の学科では、文学科生なのにほとんど文学に触れず、美術に関することを調べています。主に19世紀後半の西洋美術における日本芸術の影響(ジャポニスム)についてです。学科自体も、私のような文学以外の研究について寛容で、周りの友人も音楽や食文化などを調べています。 ただ、大学院での研究となると、文学研究科では美術史に関する指導教員もなかなか見つかりません。やはり美術史関係の研究科の方がジャポニスムや西洋美術を研究する上では確実ですよね・・・それに美術に関することを調べているのに文学修士をもらおうとするのも変な気がします。 とは言っても、私の今の専攻は外国文学です。今まで学部で4年間しっかりと美術史をやってきた人たちと、大学院受験の際に張り合うなんて無理なんじゃないかと思ってしまいます。 今の専攻とは別の研究科の大学院に行こうとすることは無謀でしょうか?それとも今から独学でも真剣に勉強すれば入学は可能なのでしょうか・・・? まだ大学院に入ること自体、はっきりと決めたわけではないので、教授にはおそれ多くて相談できず、ここに相談させていただきました。
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文系でも近接領域なら別専攻進学は全く珍しくありません。美術史は美術専攻にあるでしょうが史学ですから、近接といっても差し障りないと思います。学士と修士で分野が違うのは何も変ではありませんし、私もそうした一人です。 まず、進学するのかどうかよく思案して、決めましょう。そして進学するなら、今の指導教授に「美術史で進学したい」旨必ず相談しましょう。希望するのはどこの大学院か、指導教員は誰でどんな研究をしている人か聞いてくるでしょうから、それも事前に決めておいて下さい。場合によっては、教授は推薦書を書いてくれるかもしれません。 それから、希望する指導教員に連絡をとり、研究室訪問をしましょう。自分のしたいことと研究室でできることをすりあわせて下さい。これが実質の入試だと思っても過言ではありません。指導予定教員が受け入れ可能だと思ったら、試験問題のことなども学生を通じて間接的に相談にのってくれます。 それからようやく試験です。もちろん事前に勉強をして、入学後も学業についていけるようにしなければなりませんが、試験結果よりもむしろ試験の前までの準備(研究室訪問)が鍵なのです。
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- tatsumi01
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理工系では、農学→情報、機械→建築、その他別専攻に進学することはザラです。文系でも、経営→芸術、なんてときどき見ます。 問題は、志望されている大学院の入試科目です。科目をよく調べてください。また、出身学科に制限があることもあります。ただ、一般に大学院の入試なんてそんなに難しいものではありません。 それよりも指導希望教授にキチンと話を通しておくことです。教授によっては内部進学生で手一杯で外部から取らないという人もいます。また、arias_andere さんの能力や実績を教授がご覧になって、これでは指導できないと判断されたら受験を思いとどまるように助言されるでしょう。もちろん、「来ていいよ」と言われても合格できるかどうかは試験の成績次第です。 形式的にはともかく実質的には、大学院入試は「専攻」を受けるのではなく「研究室」を受けるのです。指導予定教授が決まっていないと面接で高得点を取ることは期待できません(つまり落第する)。
お礼
わかりやすいご回答ありがとうございました。 別専攻への進学はザラだと聞いて安心しました。色々な研究室・教授をサーチして、自分に合ったところに進学できるように頑張りたいと思います。
お礼
具体的なご回答ありがとうございました。 何より「指導教員」と「研究室」(そして訪問)が大事なのですね。 進学すると決めた際には心して挑みたいと思います。