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国文学・論文のカタカナ用語について
初めまして。 国文学の論文に出てくる、カタカナ用語(横文字?)に苦戦しています。 簡単なのですと、カルスタ(これは略ですね)、デカタンス、イデオロギー、アイロニーなど、用語につまづきがちです。 こういった用語の解説が載っている本はあるでしょうか? 辞書ですと、一般的な意味しか載っていないので困っています。 過去に研究誌の特集号でこういった用語の解説がでているものがあったのですが、少し内容が古いので、最近のもので、わかりやすいものがあったら教えてください!
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個別の辞書としては、以下のものがとっかかりになるかもしれません。 1)川口喬一、岡本靖正編『最新文学批評用語辞典』研究者出版、1998年 また、デカダンスやイデオロギーなどは、意外に大学受験用の参考書が役立ったりします。 2)有坂誠人他編著『MD現代文小論文』朝日出版社、1998年 それでもカルスタについては要点がつかめないこともあるかと思います。最近の文学(文化)研究の用語(やスタンス)に関しては議論がまだまだ多く、辞書類をあたるよりも、その手の雑誌特集や入門書を見た方が早いかもしれません。 例えば雑誌では 2)青土社『現代思想』 (特に2000年2月臨増『現代思想のキーワード』・01年11月臨増『現代思想を読む230冊』) 3)岩波書店『思想』 (特に1996年1月号『カルチュラル・スタディーズ』) 4)新書館『大航海』 5)情況出版『情況』 は重要です。単発論文も多いので、バックナンバーもチェックした方がいいかもしれません 単行本では 6)作品社『知の攻略』シリーズ 7)吉見俊哉『カルチュラル・スタディーズ』岩波書店、2000年。同編『カルチュラル・スタディーズ』講談社、2001年 8)上野俊哉、毛利嘉孝『カルチュラル・スタディーズ入門』『実践カルチュラル・スタディーズ』(いずれもちくま新書、2000年・2002年) などが簡便と思われます。
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- MinmMinm
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わたしが初めてこちらで質問したのも、 自分の専門から少し外れる人文系のカタカナ用語だったんですが、 すごく詳しくてわかりやすい回答をいただいたんです。 で、それは「百科事典で調べた」とのことでした。 目からウロコが落ちたというか、恥ずかしいというか、 脱力(いままでの苦労はなんだったの)というか....でした(^^; 専門書のことばかり考えていると、案外、こういう身近なものに気付かないものです。 もしかしたらmayuclubさんもそうかなーと思って。 少なくとも、ここで挙げられていたような言葉であれば、 (何か特殊な用法についての解説を求めておられるのでない限り、) 百科事典で充分、国文系論文の内容を理解できるだけの知識を 得られると思いますヨ。
お礼
MinmMinmさん、おそくなりましたが、アドバイスありがとうございました! カタカナ用語、つまづいていましたが基本的なものは最近電子辞書でおさえるようにしました。 だいたい60%くらいはこれでなんとかなっています。あとの40%は辞書的意味ではなかったり、文芸用語として最近生まれたようなものでした。 すべて専門書で解決しようとしないで できる範囲で使えるものをおおいに使っていこうと思います。
お礼
おそくなりましたが、アドバイスありがとうございます! 最近は「文芸用語の基礎知識」(解釈と鑑賞)の88年度版のものを使っていましたが、図書館のものですし、ラインマーカーをひいたりできず、こういったものがあるといいなぁと思いました。 (至文堂は在庫はおいていないので、もう取り寄せとかできないんです。なので手には入らないのが現状です。古本屋で探すかしないと厳しいです) 基本的には動かない意味のものと、まだ言葉の定義がはっきりしてないもの(新しい用語や、明らかに人によって解釈が異なる用語)とあり、前者は解決してきましたが、後者はまだまだつまづいています。 論文で読むことは苦にならないので、早速書庫で探してみます。 また本当に基本的な用語については(「イデオロギー」など)、受験の時のものを振り返ってみるといいかもと思いました。 それを院生が使っているのは恥ずかしいですが、知らないよりずっといいと思って基本に返って、おおまかな意味をおさえたら、きちんとした専門書や論文の中から、意味をひろっていこうと思います。