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運動神経と記憶
運動神経と記憶 俗に運動神経はある時期に形成され、体は特殊な形でそれを記憶すると言いますが、たとえば、若い頃はものすごく運動神経が良かった人が、怠惰な生活を長く続けていると、できたはずの事ができなかったり、運動神経が悪くなった気がするという現象の主たる原因はなんでしょうか? 筋肉が衰えたことにより、本来持っている運動神経がうまく機能していないだけで、筋力と勘さえ取り戻せば、自分のイメージ通りの運動能力に戻るのか、本当に運動神経が退化していて、たとえ筋力を取り戻しても自分の思い描いていた運動神経はもう存在しないのか、どちらでしょうか?
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こんにちは。 現役時代に訓練したことは「小脳の熟練運動記憶」として保持されています。これは自転車の乗り方を忘れないのと同じで、ここに記憶された「運動の手続き(筋肉の動かし方)」といいますのは、ほぼ一生涯に渡って失われてしまうことはありません。 運動神経は退化するわけではなく、これは使わなくなることによって「神経伝達の効率」が低下するということです。これはシナプスの可塑的変化として起こることであり、小脳に記録があれば同じ神経を使うことによって三日から一週間程度の短期間でも勘を取り戻すことはできます。では、筋力の低下をある程度元に戻すのは最低条件ではありますが、昔通りの能力を取り戻すというのは原理的に十分可能なことです。ただ、年齢の壁を乗り越えるというのは誰にとってもたいへん困難なことですし、また、楽な生活ばかり続けていますと関節などの柔軟性も致命的な要素になります(経験者)。
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noname#160321
回答No.1
ご質問は「筋力」と「反射」をいっしょくたにされています。 筋力は戻っても反射が戻るかどうか不明ですし、逆に反射が戻っても筋力が戻るかどうかあやしいです。
お礼
的確かつわかりやすい回答ありがとうございます。