- ベストアンサー
音楽教育の概説書
私は語学教育に携わる者ですが、音楽教育の科学的知見を指導に取り入れたいと思っています。そこでお聞きしたいのですが、音楽教育の理論について概観してある、初心者向きの本ってありますか?洋書(英語)でも構いませんが、その場合は素人でもわかるくらいの易しい内容のものを教えてください。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
例外の有無 ~ 語学文法と音楽理論 ~ 例外だらけの文法に対して、楽理論には例外がありません。 設問の意図をはかりかねますが、かつて語学の優等生から劣等生に、 音楽の劣等生から優等生になった経験から、つぎの数冊を推奨します。 1.才能教育論を参考に、指導したい。 ── 先生が生徒に与える宿題は実に多い。そのために子供たちは夜十 時、十一時までも、机に向かって宿題をやるような例が多い。/宿題が どれほど子供の力となるか、/毎日学校へ子供を集め訓練している以上、 その上に宿題を出す必要はない。(“宿題は廃すべし”P48-50) http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4874550010 ── 鈴木 鎮一《全集 第1巻“能力の発見” 19890401 研秀出版社》 2.音楽理論の概要を、初歩から学びたい。 音楽は静寂をもって始まる、選ばれし知的感性に導かれて……。 http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4004140579 ── 芥川 也寸志《音楽の基礎 19710831 岩波新書》 3.音楽理論の系譜を、教養的に学びたい。 音楽の抽象性・独立性を論じた歴史的な論考です。 http://q.hatena.ne.jp/1200746273#a796106 ── ハンスリック/渡辺 護・訳《音楽美論 19790720 岩波文庫》 4.音楽理論の実例を、専門的に学びたい。 大バッハが、複数の奏者の技法を合成、妻が清書した極めつきの楽譜。 http://www.wimmercello.com/bachs1ms.html J.S.Bach《無伴奏チェロ組曲(BWV1007~12)1717-1723》 5.さらば、書籍 ~ 知識は本棚よりも脳内に所蔵すべし ~ インターネットの活用を推奨します(さまざまの疑論はありますが)。 http://ja.wikipedia.org/wiki/西洋音楽史 これをプリントして持ち歩き、自由に落書きしましょう。
補足
回答ありがとうございました。 すみません、質問の内容がわかりにくかったようです。 私がお聞きしたかったのは、音楽「教育」の理論であって、 音楽(コード進行の作り方など)そのものの理論とは違います。 英語で言うなら、文の成り立ちを追究する英文法の本ではなく、 英語を指導する「方法論」を追究した英語教育学についての本ということです。 音楽を指導するには当然、音楽(楽曲)がどのように成り立っているかを 知る必要があるのですが、私が探しているのは 音楽の指導法や人間の音認知の原理などに重点を置いて説明している本です。 ご紹介いただいた本のなかには絶版の高価な本がありましたが、 できれば現在も出版されている新しめの本を教えていただけたらと思います。