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簿記ーキャッシュフロー計算における運転資本の意味について

簿記ーキャッシュフロー計算における運転資本の意味について 上記についてあまりよく理解できません。CF計算は現金の出入りのみに 着目するんだと認識しているのですが、なぜ売掛金や買掛金が関係してくるのでしょうか? もしかして買掛金等はその支払い猶予という観点から見て「機会原価」のようなものと考えている のでしょうか? また運転資本はその運用段階に応じて売掛金や棚卸資産等の形態で示される、とあるのですが これもCF計算とどう関係しているのかが判然としないです。 どうかご教授お願いします。

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  • m_flower
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回答No.2

>棚卸資産の増加とCOFの相関関係がうまくつかめません。 棚卸資産は仕入と密接につながっています。 期首の繰越商品は仕入に算入され、期末の繰越商品は仕入から除かれます。 次の2通りのパターンで考えてみれば分かりやすいでしょう。 1)期首繰越商品100、期末繰越商品120、当期仕入高1,000の場合、 売上原価(仕入)の額は期首+当期-期末で計算されますから、 売上原価=100+1,000-120=980 となります。 2)期首繰越商品120、期末繰越商品100、当期仕入高960の場合、 売上原価=120+960-100=980 となります。 1)も2)も売上原価は980と同額です。 しかし、キャッシュフローで考えると、1)の場合では当期仕入高として1,000のアウトフローが発生しているのに対し、2)の場合は当期仕入高で960のアウトフローしか発生していません。この差額はキャッシュフローのない棚卸商品があるためです。つまり、棚卸商品が増えることで実際のアウトフロー(1,000)よりも減額され、棚卸商品が減ることで実際のアウトフロー(960)よりも増額されていることになります。 このようにキャッシュフロー計算で使用される税金等調整前当期純利益は、正確なキャッシュフローに基づかない売上原価を使用して算定されていますから、棚卸資産の増減分を加減することで正確なキャッシュフローを計算することができます。

yomisuke
質問者

お礼

決算整理仕訳などで考えてみると、よく分かりました。 度重なるご回答、誠にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • m_flower
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回答No.1

売掛金や買掛金は貸借対照表に示されています。 例えば間接法でのキャッシュフローの計算は税金等調整前当期純利益を起点に作成されますが、これはつまり損益計算書を基にしていることを意味します。 損益計算書では売上によって利益が増えます。ところが掛け売り(売掛金)をしていた場合は、売掛金を回収して初めてキャッシュ(現金)のフロー(流入)になります。極端に言えば、回収できなければ現金はゼロであるわけです。ですから、前期に比べて売掛金が減少していればその分が回収されたわけですから、現金の増加としてキャッシュフロー計算書へ記入します。 買掛金については売掛金とまったく逆の立場にありますから、買掛金が減れば現金が流入していったということで現金の減少、増えれば現金の増加として記入します。

yomisuke
質問者

補足

大変明瞭なご回答ありがとうございます。 売掛金と買掛金とCFの関係は、収益費用と現金収支のズレと対応していたのですね。 しかし恥ずかしながら棚卸資産とCFとの関係が見えません。 例えば売掛金なら 売掛金 xx 売上 xx となってCIFがその分減っているというのがよく分かるのですが 棚卸資産の増加とCOFの相関関係がうまくつかめません。 お返事よろしければお願いします。

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