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結晶場理論について

過塩素酸、HClO4のルイス構造式(中心原子の周りの結合が全て配位共有結合ではなく共有結合となる;「形式電荷」が0になる)を満たすために、Cl原子はO原子との間の結合にどんな軌道をどのように利用しているか、原子価結合論にそって混成軌道の考え方を使って記述しなさい まったくわからないです。。。 よければおしえてもらえませんか?

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  • htms42
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回答No.1

これは結晶場理論についての質問ではないですね。 HClO4の化学結合、分子構造についての質問です。 高校化学の範囲ではオクテットで考えます。 H-O-Cl であれば   ・・ ・・ H:O:Cl:   ・・ ・・ です。これにOを3つくっつけると H-O-ClO3になります。 Clにある3つの孤立電子対にOを配位結合でくっつけると出来ます。その場合、元々Clに所属していた電子を共用に回すのですからClに所属する電子の数が減った事になります。3個分減って3+というのが形式電荷です。その分Oの方は-になります。      O^(-)      | H-O-Cl^(3+)-O^(-)O3      |      O^(-) と考える事になります。 でも、「配位結合ではない共有結合」であり、「形式電荷が現れない」と書かれているのですから上で考えたような構造ではありません。 これ以上の事は化学のカテで化学結合に詳しい方に質問する方がいいだろうと思います。 ※シュライバーの「無機化学」を見るとルイス構造の作り方として ・まず、電子を対にして互いに結合している1組の原子の間に1対ずつ振り分ける ・次に、各原子が8電子を持つように残りの電子対を加える とあります。 化学辞典(東京化学同人)では ・電子は全て局在化していると考え、2つの原子を連結する共有結合か原子上の孤立電子を形成するとして表す となっています。 こういう定義だとすると上に書いた構造はルイス構造になっています。 配位結合であるかないか、形式電荷があるかどうかは問題にしていません。ルイス構造の中には形式電荷のあるものもないものもないものもあります。 SF6やPCl5はオクテットを満たすことが出来ませんのでルイス構造式を書くことができません。こういう化合物の構造がどのようになるのかは超原子価化合物という考えで扱われているようです。 SF6の場合、「Sのd軌道まで考えるとオクテットという枠を外れても構わない」という説明があります。分子軌道を作って考えればSのs軌道とp軌道、FのP軌道だけで12個の電子の入る場所を作ることが出来る、d軌道は必ずしも必要でないという説明もあります。 SO4^(2-)やClO4^(-)も超原子価化合物であると書かれています。でもルイス構造を書くことができます。ただルイス構造がかけたからといってそれが安定形であるとはいえませんので、「実際は・・」という意味だろうと思います。 ※結晶場理論というのは「結晶(=固体)」での話です。集合状態です。分子1つの話ではありません。結晶構造によって決まる場が成分イオンのエネルギー状態にどのような影響を与えるかを考えるものです。

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