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ユダヤ教・イスラム教・キリスト教の発祥地について
この3宗教の発祥地はいずれも乾燥地であることが共通点だと聞きました。教えてくれた人もその理由は知りませんでした。とても面白い共通点だと思いますが、乾燥地であることに何か特別な理由があるのでしょうか?
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- tanuki4u
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http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2807009 このへんによると、メソポタミアは河川を管理しないと酷い目に遭う。そのひどいことをするのがすっごい存在だとということで、怒りの神になった。 んで、ナイルは静かに氾濫したから、多神教であったとか。
- chrisdior
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何故ユダヤ教は乾燥地帯で発祥したかはわかりませんが、四季に恵まれた日本の自然環境と比較するとかなり過酷な環境下であることは想像がつきます。 ユダヤ教の原始的な発祥は今からさかのぼる事6千年以上も前からとも聞いたことがあります。 <キリスト教の発祥> かなりアバウトですが、今から約2000年強前に、 キリスト教は、ユダヤ教の聖書(今で言う旧約聖書)の神が、その神のひとり子イエス(Jesus)をユダヤ人の救世主としてイスラエルの地に誕生(降誕)させました。 イエスを救世主と受け入れた大勢のユダヤ人達もおりましたが、それ以上にイエスを救い主と受け入れない大半のユダヤ人達に十字架に付けられて殺されました。 そしてイエスは自らの予言どおり処刑から三日後に復活を果たし、その「復活」を目の当たりにした弟子達は心からイエスが神の子であることを信じ、命がけで布教を行った結果、ユダヤ人達よりも、逆に多くの異邦人にイエスの教え(キリスト教)が瞬く間に広がりました。 イエスは復活後、40日間弟子たちの前に現れ、弟子達に布教に必要な神の御業を授け、イエスの父である神の元に戻りました。 このイエスの降誕の時期から書き記されたものが「新約聖書」です。 ですからキリスト教の発祥地(聖地)は同じくイスラエルのエルサレムになります。 余談ですが、全てのユダヤ人達がイエスをユダヤの救い主(神の子)として受け入れていたとしたら、キリスト教は今現在において存在しなかったでしょう。 ですから、ユダヤ教の人々は今現在も旧約聖書で予言されている救い主の出現を待ち続けていることになります。 <イスラム教の発祥> イエスの降誕により、新たな神の時代という意味の紀元AD(Anno Domini)、いわゆる日本で言うところの西暦が始まってから遅れることAD7世紀頃にモハマド(モハメッド)によってイスラム教(モスリム教)がアラブの地で発祥します。 モハマドは旧約聖書に記される神の子の家系(アダムとエバ)の子孫です。 ざっくり過ぎますが次の系図になります。 (1)アダム→省略→(2)ノア→省略→(3)アブラハム→(4)アブラハムの息子イショマエル→省略→(5)モハマドと繋がります。 ここで(4)のイショマエルは(3)のアブラハムがそばめに生ませた子供です。このイショマエルが生まれて間も無くしてアブラハムの本妻サラとの間に息子イサクが誕生します。 このためイショマエルは居場所を失いアラブに渡ります。 旧約聖書では神の言葉として、そばめの子イショマエルと本妻の子イサクの二つの家系の子孫達が互いに後世においてライバルとなることをはっきりと予言(明言)されています。 ですからイスラム教の発祥地はアラブですが、モハマドは神の系図ですので聖地はイスラエルのエルサレムとなります。 <結論> ユダヤ教が無ければ、キリスト教もイスラム教もありません。 同じ神の子の系図に含まれるからです。 神の子といってもやはり人間です。 即ち、アブラハムのそばめの子でアラブに渡ったイショマエルとアブラハムの本妻の子であるイサクとの本家争いが今も尚続いているのです。 イスラム教が発祥したのが先にも述べたAD7世紀頃ですから今日まで約1400年位争い続けていることになります。 どうしてお互いにいがみ合っているかの根源はここにあるのです。 旧約聖書に記された神の予言通りになっているのです。 但し、モハマドは神の子の家系である人間でありますが、イエスは父である神のひとり子、即ち神です。 ユダヤ人のみならず、人類の救世主として神であるイエスを人間の肉体を持ってこの世に遣わされた方でるというところが違います。 以上です、お分かり頂けましたでしょうか。
お礼
世界史的背景が把握できました。ありがとうございました。
- at9_am
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> ユダヤ教・イスラム教・キリスト教 三つとも、元々同一の宗教です。 最初にユダヤ教があり、その宗教改革とギリシャ・ローマ世界への拡散の結果成立したのがキリスト教です。イスラム教は、マホメッドの時代にユダヤ教を下敷きにして作られた当時の新興宗教です。 もう一つの世界三大宗教である仏教はインドで成立しました。ここはそれほど乾燥した地域でもありません。 因みに、宗教が生まれるのは不条理な状況下、ということが言われています。そして強固な信仰は、滅ぼされない程度に過酷な環境から生まれます。 例えば、オウム真理教(現・アーレフ)の元々の信者は、今でも(昔よりも?)強固な信仰を持っています。 ユダヤ教はいわゆるバビロン捕囚など、イスラム教はヒジュラ(町からの追放+迫害)、キリスト教はローマ帝国の弾圧などを挙げることができます。
お礼
過酷な環境は連帯感を持つために必要ということですね。ありがとうございました。
- goo-par1732
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私もそのような話を何かで読んだ覚えがありますが、ちょっと疑問があります。 私の想像ですが、 人びとは、もっとも住みやすい地を求めて、集まったはずです。 食糧を得やすい地であることが第一です。 そして、そこで、古代の人びとが最も怖れたのは、大量死につながる、何らかの細菌による疫病だと思います。 温暖で、じめじめした地は細菌が繁殖しますね。 最適の地は、軽度の「乾燥地」で、かつ農耕・牧畜に適した地です。 そこに多くの人々が集まると、都市が生まれ、さまざまな社会的な混乱、軋轢、争いが生じ、 人びとは悩み、苦しみ、あるいは憎むようになるでしょう。 そこに宗教が生まれる素地ができたと想像しています。 ユダヤ教もキリスト教も、今で言うイスラエルで誕生していますが、イェルサレムは、高度800mの地にある乾燥地で、その西部は地中海に面した温暖な気候の、肥沃な土地です。 イスラム教はメッカで誕生していますが、紅海に面した気候温暖な所です。 アラビア半島は、過酷な灼熱の砂漠地帯が大半を占めていますが、三つの宗教は、その砂漠地帯を背後にひかえた住みよい「古代都市」で誕生しています。 では、なぜアラビア半島の都市で宗教が誕生したのか、誕生したのは宗教ではなく、後年「神」と崇められる人物ですが、その理由は私にはとても想像できません。 イスラエル大使館HP 「国の紹介」の中の「国土について」 http://tokyo.mfa.gov.il/mfm/web/main/missionhome.asp?MissionID=43&
お礼
とても考えさせられるヒントでした。今後もいろんな文献等探してみたいと思います。ありがとうございました。
- WPY11_4548
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乾燥地域が発祥であるという共通点よりは そもそもユダヤ教・キリスト教・イスラム教の根は同じで順次派生していったと考えるほうが自然かも知れません。 ですから発祥地も自然と、ユダヤ教発祥地の近くになり、現在に至って3宗教の聖地がエルサレムに存在している、ということだと思われます。
お礼
エルサレムの地勢学を検討すればヒントが見つかりそうですね。ありがとうございました。
お礼
エジプトは乾燥地だが、多神教だということもひっかかっていた疑問でした。ありがとうございました。