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史記の『廉頗藺相如列傳』のある一文の返り点の付け方

現在、史記の『廉頗藺相如列傳』を読んでいるのですが、 於是王召見問藺相如曰…是に於て王藺相如を召見し問ひて曰わく の返り点の付け方がわからなくて困っています。  於 レ  是  王  召 二|  見  問  藺  相  如 一  曰 にすると”問”の語順がおかしくなってしまい…  召 二|  見  |  問 にすれば読めますがこれは認められませんよね? 私のわずかな知識では限界がありますので、どなたかのご教授願いたいです

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回答No.2

 手元のとある漢文の参考書では、  我  日  三 二|  省  吾  身 一 (吾 日に我が身を三省す) の例を挙げて、「切り離して読めない字(例文の「三省」など)に返る場合は、熟語の字と字との間に「-」(ハイフン)を用い、返り点はその左側に付ける。」とあります。  類書を見ても説明はほぼ同じです。  教-育 之    二   一 のように、「教えて之を育す」では意味が分からなくなる場合に「-」が用いられるようです。  お尋ねの「招見問」は一つの「熟語」とは考えづらいですよね。  切り離して読めるなら、切り離して読むということでしょうね。  先の回答にもあるように、明治書院の「新釈漢文大系89」(史記九(列伝二)でも、  王  召  見   、  問 二  藺  相  如 一  曰 (王、召〔め〕し見て、藺相如に問ひて曰く) となっています。  □-□-□ □   二     一 と、三字の熟語に返る例は見たことがあるような気もするのですが、定かではありません。  なお、「-」を外来語を用いて「ハイフン」と呼ぶのはおかしいと考えます。私は許せません。  「竪点(たててん)」と呼ぶべきでしょう。

noname#160411
noname#160411
回答No.1

なるほど、「藺相如」を受ける述語が「召見し」と「問ひて」と二つあるので、訓読しようとすると困っちゃうわけですね。 いくつか本を見たところ、「於是王召見、問藺相如曰」と読点を入れて「是に於て王召見し、藺相如に問ひて曰く」と読んでいるようですね。

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