- ベストアンサー
フーリエ変換の問題について
「 f(t)=1/{((t^2)+4)((t^2)+9)}のフーリエ変換を留数定理を使って求めよ。」 という問題なんですが、分かる方いますか?いましたら是非教えてください。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
フーリエ変換、及び留数については既知とする。 また、フーリエ変換の係数は文献によって差異があるので、お気をつけ願う。 留数定理とは、|z|→∞とすると絶対値がz^(-2)と同じかそれ以上の速さで0に収束する関数g(z)に対し、g(z)の上半平面(実数部が正の複素数全体)上の留数の総和をΣRes(g,z)とするとき、 ∫ g(z) dz = 2πi ΣRes(g,z) となる(左辺の積分は-∞から∞まで)、というものである。 さて、f(t)のフーリエ変換F(x)は、 1/√(2π) ∫ f(t)e^(-itx) dt である(積分は-∞から∞までとる)。 xが0または負のとき、f(t)e^(-itx)の上半平面上の留数は、 Res( f(t)e^(-itx), 2i ) = e^2x/20i、 Res( f(t)e^(-itx), 3i ) = -e^3x/30i の2個なので、 1/√(2π) ∫ f(t)e^(-itx) dt = 1/√(2π) * 2πi ( e^2x/20i - e^3x/30i ) = √(2π) ( e^2x/20 - e^3x/30 ) である。 xが正のときは、下半平面上の留数を考えることになるが、結果は同じである。
その他の回答 (1)
- Ginzang
- ベストアンサー率66% (136/206)
No.1の者だが、不備があったので訂正する。 >xが正のときは、下半平面上の留数を考えることになるが、結果は同じである。 としたが、実際には、 1/√(2π) ∫ f(t)e^(-itx) dt = √(2π) ( e^(-2x/20) - e^(-3x/30) ) となる。 これをxが0や負の場合と合わせると、 1/√(2π) ∫ f(t)e^(-itx) dt = √(2π) ( e^(-2|x|/20) - e^(-3|x|/30) ) となる。これが求めるべき回答である。