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allとanyの否定文の意味の違いについて
I don't want all sandwiches. は「私はサンドイッチが全部欲しいというわけではない」と部分否定、 I don't want any sandwiches. は「私はサンドイッチが全く欲しくない」と全体否定で訳しますが、 allとanyは肯定文ではさほど意味の違いを感じないのに否定文だと意味が全く違うのはなぜでしょうか? allとanyそれぞれが持つニュアンスの違いによるもののようなんですが… どなたか分かりやすく説明して下さいませんか?
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#2です。読み返してみると#2では御質問への回答になってなかったように思うので、#2の[A]~[C]の部分のみ次の[D]~[F]のように変更いたします。 [D] これは事実です。 anyは個々のものを1つずつ順に見ていって、「これも、あれも、それも、....、どれも」という意味です。心の中には常に1つのものしかありません。1度に1つずつ心に思い浮かべて、1番目から最後のものまで順に全部見ていって「どれも」と言う言い方です。 「どれも」のところにはこれの代わりに次の(ア)~(カ)のいずれかが入ります。 (ア)どれでも (イ)どれも (ウ)どれか (エ)どんな~でも (オ)どんな~も (カ)どんなかの (ア)~(ウ)は代名詞として用いた場合の意味であり、(エ)~(カ)は形容詞として用いた場合の意味です。 (ア)~(カ)のいずれが入っても、anyの中心となるイメージというか意味はいつも同じで、「心の中には常に1つのものしかない」、1言で言えば「どれも」という意味だ、ということです。 allは全体をまとめて「全部」という意味です。1度に全体を一括して心に思い浮かべます。 このような違いを「さほど意味の違いを感じない」と思うか「意味が全く違う」と思うかは人によって異なると思います。 [E]これは仮定です。 現実は別として空想の世界の話として考えれば、not anyとnot allはそれぞれ次の「(a)、(b)」又は「(c)、(d)」の2つの意味を表し得ます。 (1)not any (a)「これも、あれも、それも、...、どれも」ということではない <部分否定> (b)これもちがう、あれもちがう、それもちがう、...、どれも違う <全否定> (2)not all (c)全部・という訳ではない <部分否定> (d)全部・ない <全否定> [F]これは、空想、妄想です。 おそらくは、日常生活においては(a)のような意味を言い表したい場面が極めて少ないこと、(1)が(a)と(b)の両方を意味するとすると(1)を用いる度に(a)と(b)のどちらの意味であるかを考えなければならないので日常生活において不便であること、(a)と(c)が類似した意味であり(a)と(c)の両方を使い分ける必要性が低いこと、の3点から、まず(a)の意味での用い方が廃れたのではないでしょうか。 次に、もしnot allが(d)の意味を持っているということにすると全否定を表す言い方がnot any((b))とnot all((d))の2つあることになりますが社会生活では全く同じ意味を表す言い方は2つは必要ないこと、(d)の意味での用い方をやめるとnot allの意味が1つだけになってnot allの意味が分かりやすくなること、全否定を表す言い方は少なくとも1つは必要不可欠であること、の3点から((b)が残って)(d)の意味で用いる用い方が廃れたのではないでしょうか。 以上が、#2の[A]~[C]の変更結果です。 なお http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5465485.html の#5の(4)、(5)の(b)に誤りがあったので、(4)、(5)を次のように変更させていただきます。 (4)I don’t have any money. (a)どんな金も持ってない。 (b)どんな金でも持っているというわけではない。 (5)There aren’t any whales in the zoo. (a)どんなクジラもいない。 (b)どんなクジラでもいるという訳ではない。
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- rke7
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#1です。allについてほとんど触れていませんでしたね。 not allが部分否定になるのに、ある程度の必然性はあります。 一応確認しておきますが、否定と対義は別物ですよね。「熱い」の否定は「熱くない」であって、「冷たい」ではないわけです。これはご承知だと思います。 それを踏まえて、not allの意味を考えましょう。notは普通、それより後ろの部分を否定しますから、allが否定されるのです。「全て」が否定されると「全てではない」という部分否定になります。 not alwaysなども同じです。 結局は、そうなるものはそうなるのだ、ということなのですが、それを修得する上で理屈語源その他が有意義であるか、あるいは丸暗記した方が良いかは、人と場合によると思います。どう覚えようが慣れれば同じですがね。
お礼
三度に渡ってもの御回答を頂き本当にありがとうございます 。 自分は暗記をするにも一度理屈が分からないとどうもよく覚えられないので、いちいち理屈を求めてしまい、ある意味悪い癖です、、 でも理屈なしに丸暗記するものもあるのだから、割り切ることも大事ですよね。 先づはお礼まで。
- yoohoo_7
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>allとanyは肯定文ではさほど意味の違いを感じないのに否定文だと意味が全く違うのはなぜでしょうか? 面白い疑問ですね。「bookはなぜ本という意味か」にも似た根本的な疑問のように思います。おそらく、英語のしかもこのような方面の御専門の方以外には確たる答は分からないと思います。 全くの素人ですが、憶測、妄想を述べてみます。 [A] これは事実です。 anyは個々のものを1つずつ順に見ていって、「これも、あれも、それも、....、どれも」という意味です。心の中には常に1つのものしかありません。1度に1つずつ心に思い浮かべて、1番目から最後のものまで順に全部見ていって「どれも」と言う言い方です。 allは全体をまとめて「全部」という意味です。1度に全体を一括して心に思い浮かべます。 このような違いを「さほど意味の違いを感じない」と思うか「意味が全く違う」と思うかは人によって異なると思います。 ただ、したがって、not anyは、「これもちがう、あれもちがう、それもちがう、...、どれもちがう」という意味であり、「どれも・ない」、「全部・ない」という意味であり、全否定になります。全否定以外の意味にはなりようがありません。 [B]これは仮定です。 しかし、not allは、現実は別として空想の世界の話として考えれば、次の(1)、(2)の2つの異なる意味を表し得ます。 (1)全部・という訳ではない (2)全部・ない (1)が部分否定です。(2)が全否定であり、not anyと同じ意味です。 [C]これは、空想、妄想です。 ここで、もしnot allが(2)の意味を持っているということにすると、全否定を表す言い方がnot anyとnot allの2つあることになりますが、社会生活では全く同じ意味を表す言い方は2つは必要ありません。2つあるとかえって混乱します。そのため、not allを(2)の意味で用いるのはやめよう、やめても何も困らないから、やめた方がすっきりするからと多くの人が思って用いるのをやめたか、あるいはnot allを(2)の意味で用いる必要性がなかったので(2)の意味で用いる用い方は自然に廃れてきたか、いずれかの理由によるのではないでしょうか。 御専門の方からの御回答を待ちたいところです。
- rke7
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allが文字通り「全部」なのに対して、anyは個別に見ていく感じです。 基本的には、「どの一つをとっても(~だ)」というイメージです。 You can eat any sandwiches. これは You can eat sandwich A. You can eat sandwich B. You can eat sandwich C. You can eat … というのをまとめたようなものです。 「どれでも食べて良いよ」という意味であって、さすがに全部食べると怒られそうです。 I don't want any other sandwiches. You cannot eat any sandwiches. This is bigger than any other sandwich. すべて同じ仕組みです。 If you eat any sandwich, I'll hit you. これも If you eat sandwich A, I'll hit you. If you eat sandwich B, I'll hit you. If you eat sandwich … と考えれば説明がつきます。 どれか一つでも食べたら、条件が発動します。 それに対して、allだと、全部食べるまで条件は発動しないわけです。 Do you feel any better? これはあらゆる度合いを言う変わりにanyと言っています。 Anyone else? これは全員の名前を順番に呼ぶ代わりでしょうか。 ちょっと説明が苦しくなってきましたね。もちろんこれで全て説明できるわけではありませんが、ある程度イメージを掴めば他の言い回しも納得できるのではないでしょうか。
お礼
御回答頂きありがとうございました。 とても参考になりました、 先づはお礼まで。
お礼
御回答頂きありがとうございます。 仮定を立てて考えて下さり、とても興味深く読ませて頂きました。 参考になりました、 ありがとうございました。