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テスターの周波数特性について
ご質問させていただきます。 テスターを使用する際に、 アナログ、デジタルテスターでそれぞれで、 周波数特性が違うと、文献にありました。 この周波数特性とは、具体的にどのようなことを言っているのでしょうか。 たとえば、高周波、低周波で指示する値が変わってくるのでしょうか。 どなたか教えていただけると幸いです。
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テスター(測定器)も、アンプやフィルタなどと同じく、周波数特性を持ちます。 (資料を検索してみたのですが、手ごろな資料が見当たらず、申し訳ないのですが、 下記の資料中「フィルタの周波数特性」のグラフを見てください) http://www.nfcorp.co.jp/techinfo/dictionary/047.html 位相特性とかなんとか、いろんなカーブがごちゃごちゃと入っていて申し訳ないですが、 真ん中あたりの梯形のカーブに注目してください。 低域、高域で徐々に降下しています。 一般に周波数特性とは、この中央部分の平坦な特性が、「3dB落ちた点」を、それぞれ 下限・上限(周波数)と規定します。(-3dB=-29.2%) この図で言えば、低域は100Hz、高域は10kHzと読み取れます。 また、中央部分もここでは平坦に記載されていますが、実際の測定器(アンプも)は、 この範囲内でも若干変動します。 これを[±・・・%]で表します。 現物で見てみましょう。 sanwaのデジタルテスター PC20 です。 http://www.sanwa-meter.co.jp/japan/product/dmm/pc20.htm 交流電圧40-500Hz ±1.2% 交流電流40-1kHz ±1.8% と記載してあります。 (ここで、±1.2%は(上記のように)この周波数範囲内での「変動(波打ち)」を表しています) 同じくsanwaのアナログテスター CX506a です。 http://www.sanwa-meter.co.jp/japan/product/amt/cx506a.htm 交流電圧 40-30kHzと記載してあります。 交流電流スペックは記載してありませんが、メーカーに問い合わせれば回答してくれます。 (高級機では当然、交流電流特性も記載してあります) 一般に・・・ 「低域」は、技術的には簡単に伸ばすことが可能であるが、ノイズ混入により誤差が生じる 可能性があるので、需要(必要性)との兼ね合いからカットする。 「高域」を伸ばすためには、周波数特性の良い回路を使わなければならず、コストが かかるので、コストとの兼ね合いで決定する・・というケースが多いかと思います。 蛇足ですが、sanwa製品のサイトを貼っておきます。 デジタル http://www.sanwa-meter.co.jp/japan/product/dmm/dmm_list.htm アナログ http://www.sanwa-meter.co.jp/japan/product/dmm/dmm_list.htm
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- sinisorsa
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一般論でいえば、テスターで交流電圧を測る場合の周波数の 上限は数kHzだと思います。アナログとディジタルで極端に 異なるとの認識はないのですが。 それぞれ、マニュアルに記載があると思います。 手元のもののは超簡易型のものですが測ってみました。 Kaisei SK-6511 では、 上限は8kHZ(-3dB)でした。1kHzあたりから徐々に 読み取り電圧が低下します。