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量子力学

カントによって人間の思惟にアプリオリに与えられた因果性は量子力学における不確定性によってどのように破壊されているのでしょうか。

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回答No.1

カントが「人間の思惟にアプリオリに与えられた因果性」を扱ったのかどうか(また、どのように扱ったのか)は存じ上げませんが、量子力学における不確定性は因果性を破壊することはありません。 むしろ、「不確定性」という概念は、因果性を前提としてこそ成り立つ概念です。 >>>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E6%80%A7%E5%8E%9F%E7%90%86 不確定性原理(ふかくていせいげんり、独: Unsch&auml;rferelation 英語:Uncertainty principle)とは、ある2つの物理量の組み合わせにおいては、測定値にばらつきを持たせずに2つの物理量を測定することはできない、という理論のことである。具体的には、以下のようなバリエーションがある。 ある物理量A、Bに対しては、Aの測定値の標準偏差とBの測定値の標準偏差との両方を0にするような量子状態は存在しない、という主張。 ある物理量A、Bに対して、Aの値の測定誤差と、物理量Aの測定プロセスが生ずるBの測定値への擾乱との両方を0にすることはできない、という主張。 ある物理量と、量子状態を指定するパラメータとの間の不確定性関係。(時間-エネルギーや位相-個数の不確定性関係など) <<< もしかしたら、「非局所性・エンタングルメント」のことでしょうか? そうであるなら(間違って)「因果性の破壊」と解釈する人々がいることも、確かではありますが。。。 たとえばEPR相関をパラドックスとしてみる見方では、「一見、因果律を破るように」みえます。 >>>http://ja.wikipedia.org/wiki/EPR%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 上述では、波束の収縮の影響は光速を超えないと仮定した。実は、その仮定が怪しく、波束の収縮の影響は光速を超えて伝達し、従って、隠れた変数の存在を示唆しないという反論がなされた。 しかしながら、相対論によると、光速を超える相互作用は因果律を破るため禁じられており、この点で、量子論との矛盾を示唆しているように思われる。このことをさして、パラドックスと称される。 <<< 実際には、相互作用は因果律を破るのではなく、非決定論的・確率的であり、相関関係です。(強いて因果という用語を使うならば、「非因果的」な関係とも記述できます) 上記「決定論・非決定論」との関係でウィキペディアに >>>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E8%AB%96 哲学の領域では、カントが、純粋理性の力学的二律背反で、現象における必然性を、当為における自由による原因性と両立するものとして捉えている。 <<< とありますが、ご質問の箇所は、この部分に該当するのでしょうか?

noname#94745
質問者

お礼

この質問に関連するんですが、いわゆる観測問題に尽力したフォン・ノイマンについてもし何らかのご意見がありましたらお聞かせ願えますか。

noname#94745
質問者

補足

そうですね、質問がカントの超越論的哲学に限定していますので、どう補足してよいものやら。 ここで純粋理性批判の内容を説明するのは困難ですので、もしお時間があればご一読いただければ幸いです。