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自然数を実在でなく関係だと見る観点はない?
http://russell.cool.ne.jp/YOSIDA4.HTMでは、自然数が実在だと されていますが、これは日本の数学の常識なのでしょうか?
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- arrysthmia
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もうちょっと単純な話として、 有限集合を「全単射が存在すること」という同値関係で類別すると 各同値類がひとつの自然数を表す …というのは、 「関係だと見る観点」と言えない? 同値類が存在しとるやろ!と言われれば、それまでだけど。
- ur2c
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圏論的な自然数の特徴付けについて。 Daniele Turi の Category Theory Lecture Notes の最初の所に説明があり、もともと Lawvere が 1960 年代に示した観点だそうです。これを読んで、存在論的か関係論的か、ご自分で判断なされば。 (私には関係論に見えます。)
カテゴリー論(圏論)という数学分野では、数学的構造の「対象」とそれらの間の「射」という、ある意味関係性によって数学的実体を扱います。その中に自然数対象という概念もあって、それも全体と対象との関係性を重視した定義になっています。 とはいえ、それも基礎付けるためには集合論を使ったりして、やはり実体として扱う考えが基になっていると思います。
- kabaokaba
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リンク先は長いので読んでませんが タイトルから内容の推理はできますので その主観的な想像のもとで書きます. #日本の数学の常識とか,前にも常識・常識言ってる #質問がありましたねえ・・同じ人かな #こういう「常識論」自体がある意味無意味なんだけどなあ・・ さて・・・「自然数は実在」「自然数は関係」てのは ぜんぜん矛盾するわけではなく, 「関係が実在」すればいいだけでしょう. で,実際自然数ってのはいくつか定義があるけども ペアノ公理系なんかだと サクセサ(後続関数)で定義できるんだから ある意味で関係でしょう #「関係」てのは立派な数学用語できちんとした定義があるわけで #「関係」の特殊なものが「関数」とか「写像」なんだけども #ここでは厳密な意味で「関係」「関数」「写像」とかは #つかってない.そもそも「サクセサ」自体, #厳密な意味では関数じゃあない・・・と思う これはより集合論的な自然数の考え方です. もっと関数っぽく自然数を考えるんだったら 「ラムダ計算」をひっぱりだして, チャーチ数で定義するという手法があります. 関数を入力して関数を返す関数を考えて #こういうのの例は例えは平行移動だとかいろいろ その中の特殊なものを自然数とみなすというものがチャーチ数. このチャーチ数を自然数とみなす立場. 関数0というのを,どんな関数fを与えたときに恒等関数を与える関数 つまり,0(f)(x)=xということ 関数1というのを 1(f)(x)=f(x) 関数2を 2(f)(x) = f(f(x)) なんていう風に定義する #ここで0とか1とか2は単なる記号で自然数を意味するのではない 一般には n(f)(x) = f((n-1)(f)(s)) なんて定義するのかな.いわゆる帰納的定義. #ラムダ計算の一般的な書式で書いてもいいけど #きっとみづらいし分かりにくいだろうから #あえてこういう書き方にします. こうやって定めた関数列{0,1,2,3,...}が自然数になるのです (こうやって定めたそれぞれの0,1,2,..をチャーチ数という).