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遠山の金さんの魅力について

「この桜吹雪が目にはいらねぇか」と刺青を露出する裁判官(代官)というのは、いわば、現代風に言えば、筋金入りやくざでありながら、権力の最高位についている超インテリという2面性を持つということでしょうか?そういうとてつもない人間だから魅力があるのでしょうか?

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回答No.3

こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>現代風に言えば、筋金入りやくざでありながら、権力の最高位についている超インテリという2面性を持つということでしょうか? 遠山の金さんや鬼平(長谷川平蔵)にしても、どちらも名家の生まれです。 しかし、複雑な家庭環境から、若い一時期には、家を飛び出し、町人と暮らし、ある意味では、チンピラの親分肌(風来坊)になっています。 それだけに、家督を継ぐようになり、名家であるがゆえに高い役職を与えられ、治世においては、どちらも、「庶民の痛さ」を知っているからこそ人気になったのではないでしょうか。 つまりは、「庶民の目線」で職務をまっとうした・・・と、言うことではないでしょうか。 遠山の金さん: 天保の改革で、芝居小屋は「風紀上よろしからず」と、廃業をさせられるところでしたが、金さんは、庶民の立場に立ち、浅草の猿若町への移転だけにとどめました。以来、芝居小屋を中心に「名奉行、遠山の金さん」の演目が上演されるようになり、庶民の人気を得ました。 長谷川平蔵(鬼平): 悪人に対しては、容赦のない取り締まりをするが、一方では、寛政の改革で、悪人を更生させるための「人足寄場」を造り、庶民の目線から、殺すだけではなく、どうしたら、悪人を減らし、まっとうな生活ができるかを実践しています。 >>そういうとてつもない人間だから魅力があるのでしょうか? そうですね。「そういうとてつもない人間」。つまりは、そこには庶民と暮らした経験を基に、いかにして「庶民を守る」かを実践したからこそ、人気が出たのではないでしょうか。

  • 15467980
  • ベストアンサー率20% (156/744)
回答No.2

そんな大層なものではないでしょう。 水戸黄門などと同じく、後の世の創作ですから。 2面性というより、 ・権力を持ちながら”普段”は見せない。 ・”悪人にのみ”その権力を行使する。 取り扱った作品そのものが ・勧善懲悪 ・パターンを守ることにより安心感を与える

  • goujikun
  • ベストアンサー率34% (59/171)
回答No.1

2面性というよりも  勧善懲悪の世界で、いい意味でのマンネリ、ワンパターンが わかりやすくて受けるのだと思います。  遠山の金さん、水戸黄門、暴れん坊将軍 etc  みんな同じパターンですよね。 追伸 金さん 黄門様は 刺青 印籠を出すと悪い奴らは すぐ降参しますが、吉宗さんは上様とわかっても悪人たちは 降参せずに戦いますね、構成方法とわかっていても、将軍様の 権威も落ちてるなぁ、思ってしまいます。(笑)