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列ベクトルの線型従属性を最小化する変換法
度々お世話になります。下記の行列の問題で悩んでおります。 <問題> 既知のM×N実行列Xと,適当なN×K実行列Aを用いて, Y = X A Z = exp(X A) を計算する状況にあります。ただし,N < K < M, rank(X) = N です。また,exp()は()内の行列の各要素に対する演算です。 このとき, (1) Yの各列ベクトル間を可能な限り線型独立に近づける (2) Zの各列ベクトル間を可能な限り線型独立に近づける には,それぞれAを,どのように設定すればよいでしょうか? <自分で考えたこと> ○ (1)について,N < Kなので,Yの列ベクトルは線型従属であり,完全な線型独立は実現し得ない。 ○ (1)(2)について,相関係数行列を用いるような,何らかの線型独立性の指標を,数値的に最小化する,という方法はありそう。指標として何が適切かは不明。
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- muturajcp
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Yの列数はK Yの階数はN N < Kなので,YのK個の列ベクトルは線型従属であり Aをどのように設定しても K次線型従属なものを K次線型独立に近づけることはできない N < Kなので,YのK個の列ベクトルは線型従属だから、 行列YのK次の小行列式はすべて0である。 行列YのN次の小行列式の中に0でないものが存在するとき N次線型独立というのだから N次線型従属に近い (行列YのN次の小行列式の最大値が0に近いが0でないものが存在する) (ランク落ち) N次線型独立はありうるが 行列YのK次の小行列式はすべて0だから 0であるものを0でないものに近づけることはできないから K次線型独立に近いK次線型従属などありえない Yの階数はNだから N次より小さい線形従属に近づける(ランク落ちする)ことはできるが N次より大きい線形独立に近づけることはできない 例) R=(全実数) 0≠x∈Rとするとa∈R,ax=0→a=0だからxは線型独立 0≠a∈R,a0=0だから0は線型従属 線型独立(x≠0)を線型従属(0)に近づけることはできるが 線型従属(0)を線型独立(x≠0)に近づけることはできない