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廃業した場合の資産の行方。または休業する場合。
会社を廃業にする場合、資産を処分しなければならないと聞きました。 当社には不動産、動産が少々あり、第三者に売却するとして2、3千万くらいにはなるかと思われます。 負債はありません。 そのお金は誰のものになるのでしょう。 役員で分け合うのでしょうか? その場合貰った人は何らかの税金が掛かるのでしょうか? 資産を売却せずに役員に譲ると言うのも可能でしょうか? その場合贈与税が掛かることになるのでしょうか? また休業と言うかたちを取る場合、法人税等支払わなければならないと聞きました。 また前記の不動産は現在別な業者に貸していますので、このままにすると家賃収入が毎月発生します。 ということは、毎年決算書を作成しなければならないということになるのですよね? 毎年少しでも利益が出ると言うことは年々支払う税金が多くなるということ?でしょうか? そのお金(利益)は会社の資産となり、もし会社を第三者に譲るとなった場合、その資産も譲ると言うことになるのでしょうか?
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>役員で分け合うのでしょうか? 役員ではなく会社の株主で分けあう事になります。 >その場合貰った人は何らかの税金が掛かるのでしょうか? 現在の土地と購入時の土地との価格の差について会社が利益を得る事になりますのでその分に法人税がかかります。また貰った人も資本金の部分に相当する金額を超える分については配当金と同様のものですから所得税がかかります。 >資産を売却せずに役員に譲ると言うのも可能でしょうか? 勿論可能です。有償でも無償でもかまわないと言えば言えますが。有償ならば売却金額から購入時の土地との価格を引いた金額が利益として法人税がかかります。無償の場合は微妙な所ですが、購入時の土地との価格は「寄付金」などとして捉えられるのではないでしょうか?ですから土地の売却の際に土地の購入費用は「費用」としては認められないかもしれません。 >その場合贈与税が掛かることになるのでしょうか? 贈与税はかかりませんが所得税がどの場合においてもかかります。 >また休業と言うかたちを取る場合、法人税等支払わなければならないと聞きました。 >また前記の不動産は現在別な業者に貸していますので、このままにすると家賃収入が毎月発生します。 >ということは、毎年決算書を作成しなければならないということになるのですよね? そもそも会社が他社に資産を貸している状態では「活動」をしているので「休業」と解釈される事は有り得ません。いわゆる休眠会社でも普通預金利息による収入がある事を理由として休眠会社として認められないケースも多いのが現実です。(そもそも法人税については休業、休眠の規定は一切ありません。清算結了の登記が終了するまでは基本的にはすべての会社が同じ扱いを受けます。)ですから法人税・住民税などは勿論かかりますし、決算書を毎年作成しなければなりません。また、場合によっては消費税の納税も必要かもしれません。 >毎年少しでも利益が出ると言うことは年々支払う税金が多くなるということ?でしょうか? 年々支払う税金が多くなるという事ではありません。毎年同じ利益で税制改正が無いならば毎年同じ税金を支払う事になります。 (なお、湾岸戦争の際は日本が費用を負担するために「法人特別税」という上乗せの税金が戦争終了後3~4年ぐらいありました。今回のイラク戦争や北朝鮮の支援(多分しなければならないんじゃないでしょうか)の為に再導入が検討されているとの事です。) >そのお金(利益)は会社の資産となり、もし会社を第三者に譲るとなった場合、その資産も譲ると言うことになるのでしょうか? もし利益が残っているのならばそう言うことです。なお「会社を第三者に譲る」のではなく「株」を第三者に譲るのです。株の売却の際は値段をどう決めるかが問題ですが、一部に「相続税での株の評価」が関係するところがあります。利益が出ているならば、当然株価は高くなるので所得税が課税されますし、一方安く売却した場合には買い取った側に贈与税が課税されるケースもあります。