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重縮合での数平均重合度について
Xnを数平均重合度とし、Npを初期のモノマーの数、全分子数Nとすると、 Xn = No/N となり、反応度をpとするとN = No(1-p) Xn = No/No(1-p) = 1/(1-p) となると思いますが、どうして全分子数がN = No(1-p) となるのかが分かりません。No(1-p)は未反応の分子数であり、反応した分子数はpNoになるので全分子数ならばN = No(1-p) + pNo であると思います。また、数平均重合度というのは反応率が100%の場合0になってしまうのでしょうか?
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縮合重合するような分子は次のような形をとっているはずです。(極端に簡略しています。) H-R-OH この両端が縮合できるわけでです。 No個のモノマーがあると、H-がNo個、-OHがNo個あり、反応度がpですから このうちNo*p個のH-と-OHの対が縮合するわけです。 一個の対が縮合すると2個の分子が1個になるため、分子数が1個減ります。 (この議論では、分子鎖がループしないことを前提としています。ループするような縮合を行うとその縮合では分子の数が変化しませんが、ここでは無視します。) 元のモノマーがNo個、反応したH-と-OHのペアがNo*p個ですから、分子数は No-No*p=No(1-p) となります。 >No(1-p)は未反応の分子数であり これは反応度というものを勘違いしています。反応度とは反応しているモノマーの割合ではなく、縮合できる基のうち反応している割合をさすものなのです。1個のモノマーには反応できる基が2箇所ついているのでこのモノマーが全く反応しない確率は両方ともに反応しない確率、つまり(1-p)^2となります。ですからモノマーとして残っているものの数はNo*(1-p)^2となります。 >数平均重合度というのは反応率が100%の場合0になってしまうのでしょうか? lim[p→1-0]1/(1-p) は"0"ではありません。+∞です。 実際には、今回の議論の前提として分子がループしないと言っているため、全ての分子が一つになったところで反応度は0になりません。どうしても両端が残ってしまうため反応度は(1-1/No)が上限となります。
お礼
回答ありがとうございます。大変分かりやすいです。反応度pの解釈を誤っていて、難しく感じました。助かりました。